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日本人の心はなぜ強かったのか (PHP新書)
 
 

日本人の心はなぜ強かったのか (PHP新書) [新書]

齋藤 孝
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

個人の心を支えているのは、自らの内面に養われた「精神」と、身体(習慣)である。かつての日本人は、論語の素読や禅の修養、あるいは時代が共有していた「向上心」などから精神の柱をバランスよく培っており、また手作業といった身体的習慣に勤しむ人も多かった。
坂本龍馬がすでに時代遅れになりつつあった剣術修行に励んだのは、自らの精神を鍛えるためでもあった。また松下幸之助も、茶道にいそしむという習慣が日々の激務を支えていたのである。
では現代の、こうした機会に乏しい日本人はどうすれば成熟できるのか。本書は身近な方法として、クラシックや映画などの文化的な趣味にハマること、呼吸の工夫、机でできる10秒間体操などを提案する。二十数年身体と精神について研究してきた教育学者が、これまでの研究成果を結実させた意欲作。弱くなりつつある日本人の心を応援する!

内容(「BOOK」データベースより)

個人の心を支えているのは、自らの内面に養われた「精神」と、「身体(習慣)」である。かつての日本人は、論語の素読や禅の修養、あるいは時代が共有していた「向上心」などから精神の柱をバランスよく培っており、また手作業などの身体的習慣に勤しむ人も多かった。では現代の、こうした機会に乏しい日本人はどうすれば成熟できるのか。本書は身近な方法として、文化的な趣味にハマること、呼吸の工夫、10秒間体操などを提案する。二十数年身体と精神について研究してきた教育学者の意欲作。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2011/9/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4569799310
  • ISBN-13: 978-4569799315
  • 発売日: 2011/9/16
  • 商品の寸法: 17.7 x 10.7 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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 本書の帯には、著者のこれまでの研究の結実たる「精神バランス論」を世に問うとある。
 著者によれば、本来、個々人の「心」は、「精神」と「身体的習慣」に支えられ、それらとバランスがとれてはじめて生き生きとしたものとなる。

 ここで「精神」とは、共同体が伝統的に培ってきた集団的な「心」のあり方である。社会学などでいういわゆる「エートス」に近いものともいえよう。「身体的習慣」とは、武道やスポーツ、職人の手仕事、生活習慣などのなかで、反復やリズムによって培われる身体的構えといってよいであろう。

 戦後の日本社会では、個人主義的価値観がはびこり、個人の「心」が偏重され、「精神」や「身体的習慣」がないがしろにされてきた。そのため、鬱の症状を訴える人や、落ち着きのない子供、こらえ性のない若者が蔓延するようになった。

 著者は、戦前までの日本人が伝統的にもっていたはずの強い「心」のありようを回復するために、「心」偏重を脱し、「精神」や「身体的習慣」の重視を復興する必要性を訴える。

 以上のように述べると、なにやら抽象的で小難しい本のように感じるかもしれないが、本書の記述は、非常にわかりやすい。また具体的な方策も数多く示している。たとえば、「素読」のすすめ、昼休みにバレーボールをする会社のような一体感ある集団の見直し、身体感覚の大切さに気付かせる簡単な体操の提案などである。

 本書は、著者がこれまで多くの著作で追い求めてきた身体論の中間的まとめというところだろうか。2時間程度もあればスラスラと読めてしまう簡単な本であるが、戦後日本社会が失った大切なものを思い起こさせてくれる。
 大変良い本だと思う。 
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現代人の「心」の肥大化を止めるには「精神」と「身体」の領域を大きくしてバランスをとる必要がある
便利すぎる代償として心の病が大きくなってしまった現代にこのテーマはかなり核心をついた内容なのではないでしょうか?

古き良き昭和の時代には「根性」と呼ばれていたものがいつの間にか「格好悪い」対象になってしまい合理的・効率的・科学的根拠・・・そんなものに囚われすぎているのかもしれない

この作品で言われている「心」は欲望であり「精神」は忍耐・我慢にも思える
後半の「身体」は正直不要にも感じてしまい「心」と「精神」の2つ間での精神バランス論でもよかった
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