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日本人の「死」はどこに行ったのか (朝日新書)
 
 

日本人の「死」はどこに行ったのか (朝日新書) [新書]

山折 哲雄 , 島田 裕巳
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

死後の世界、あの世への関心の高まるいま、話題の宗教学者同士が「死」について語りあう。山にかかわる「送り火」、海にまつわる西方浄土などを題材に、自然とともにある日本人の死生観を解きほぐし、死との向き合い方を考える。

内容(「BOOK」データベースより)

生き残りを図る欧米のサバイバル戦略に対する共に死ぬという無常戦略。日本の文化が育んできた死生観、無常観を見つめなおすことで、明日を生きる道が開けてくる。

登録情報

  • 新書: 253ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版 (2008/6/13)
  • ISBN-10: 4022732156
  • ISBN-13: 978-4022732156
  • 発売日: 2008/6/13
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 辰己 トップ100レビュアー
形式:新書
ほんの数十年前まで、日本人の平均寿命はせいぜい60歳だった。
それが今では80歳、90歳……。
60歳というと、働きづめに働いて、そうしてすぐ先に死が待っている――という世界だ。
だから生きることと死ぬことを直結して考えることができた。

しかし80年、90年になると、生きて働いてひと息ついても、
その先に20年、30年の「老い」と「病」の時間が横たわっている。
山折氏は、「生と死の間に老と病がはいりこみ、我が物顔に振る舞っている。
これでは、これまでの死生観では折り合いがつかないことも出てくる」
と書く。たしかにその通りだろう。

対談は、島田氏が山折氏に尋ねかける……というスタイルで進む。
どちらかというと「山折死生観・浄土感」が中心で、そこに島田氏の考えが入る。

ただ、話がやや散漫で、たとえば「どうやって死を迎えるべきか」といった、
ハウツーに近いことは書かれてない。宗教学者同士の対談だから当然と言えば当然だが、
ある意味、雲をつかむようなところも多い。

流し読むだけではよくわからないかもしれない。
「死ぬ覚悟」をどう考えるか……それを考えるには1回は熟読する必要があるかもしれない。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By dream4ever VINE™ メンバー
形式:新書
おそらく時代が山折さんを必要としているのだろう。
まさに島田さんは聞き手というか教えを請う側に回り、山折さんの「知」と「経験」そして「覚悟」を聞き出している。
誰もが普遍だと認識する「死」それが身近で無くなっている現在に関しては養老さんが以前から指摘しているところであり、死なないと思っている人が多くいる。人生50年が人生70年80年となり、高度医療は生命と言う文脈だけにおいて生存を担保しているようだ。そして介護という新たな大きな死への助走路を作った。
本書では種々の宗教的考察、哲学思想的考察を通して「死」という普遍的真理をどのように受け入れる事ができるのかを読者に考えさせる。
一神教的民主主義と多神教的民主主義における死、和辻や西田における気象的差異による自然と死の関係等々。また般若心境の空でない、無や心の新たな解釈。
死への覚悟、死に支度、死は恐れるものなか?
本来脈々と伏流してきたであろう日本人の思想の中に実は「死」という普遍に対する答えが提出されていたにも関わらず、今を生きる人々の多くがその答えを忘れてしまったのか、あるいは忘れた振りをしているのだろう。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 宗教学者として有名な著者らの対談本。
 日本人の浄土感からはじまり、日蓮、創価学会について、また、笑顔の写真がお葬式に飾られること日本人の「死」に対する感覚、死者への送りの変化を描き出したのが本書です。
 死者への恐れがなくなった日本は、「死」=「無」という唯物的な信仰が蔓延し、その反対の「生」に対する希薄さも指摘できることと思います。
 日本人のあり方を問う本だと思います。
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