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日本人の〈原罪〉 (講談社現代新書)
 
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日本人の〈原罪〉 (講談社現代新書) [新書]

北山 修 , 橋本 雅之
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

約束を破り、中を覗き見たイザナキは、妻イザナミの正体を知り、逃げ出してしまう。 日本の神話・昔話に見られる「見るなの禁止」物語を精神分析家と国文学者が捉え直す日本文化論。

内容(「BOOK」データベースより)

イザナキ・イザナミの神話に示された「罪」と「恥」を読む。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/1/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062879751
  • ISBN-13: 978-4062879750
  • 発売日: 2009/1/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
古事記上巻に書かれている現存最古の話などを中心にした神話が、現代まで続く日本人のメンタリティーに大きく影響しているのではないかと、「北山修」「橋本雅之」の両氏が専門分野を担当して解き明かしてゆく構成が読みやすかった。
フロイトやユング精神分析学までもツールとして、古事記などに書かれている神話の時代から現代まで脈々と続く日本人の深層メンタリティーを検証してゆくことが本書を読んで新鮮に感じた。
北山修氏が、有名な「ザ・フォーク・クルセダーズ」のメンバーだったことは知っていたが、ベスト・ヒットの”帰ってきた酔っ払い”の詩の内容まで引用して語る部分が面白い。
両氏が、環境汚染などに対して、人が生きてゆく限り「原罪」意識を持っていなければければならないと提言していることが、本書の最大のテーマなのかも知れない。
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形式:新書
著者は無責任な心の起源を古事記神話の「見るなの禁止」に求める.
「見るなの禁止」で特徴的なのは「見る側」は罰せられず「見られる側」に一方的なしわよせがくることだ.豊玉姫やつう(本書では取り上げていないが信太妻も)は相手に異類・異体を知られて去っていく.異類・異体を知られることは取り返しがつかないことであり,であればこその「見るな」である.人間には絶対に見ない節度が必要なのであり,それが分からない人間(カミも)であることをみずから暴露して相手を絶望させるのだ.謝れ,といわれ逃げられなくなると,かたいこと言わず「ミズに流そうよ」と責任逃れ.こういう下品なやからにはあやまる気など端からないのだから相手にするだけ無駄.都合の悪いことに目をつぶり神話的言辞を弄する「美しい国」のいかがわしさも正面から指弾されている.
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