表題どおり、日本人が犯しやすい英語のミスを151項目に渡って取り上げた一冊です。英語を学び始めた中学生から、高校生や大学生、さらには仕事で英語を使う機会のある社会人まで、幅広い層の読者に大変有益だと感じます。
中学生なら、「富士山は静岡県にあります。」という文章を「*There is Mount Fuji in Shizuoka Prefecture. 」とやってしまうかもしれません。「There is +固有名詞」というつながりはダメだという基本が身についていない人はここでひとつ勉強になるでしょう。
高校生なら、「私はこの夏、免許をとることが出来た」という文章を「*I could get my driver’s license this summer.」と訳すかもしれません。しかし過去のある特定のときに出来たことを表現するときはcanを単純に過去時制にするだけではだめです。「was able to」を使うのが正解。couldは、「やろうと思えばいつでもできた」という意味合いだからです。
社会人なら、「遅れてしまってすみません。」を「*I am sorry to be late.」と書くかもしれません。私の上司も交渉相手の会社に対して返事が遅れたことを謝る英文レターをこういう書き出しで始めようとしたことがあります。「be sorry to+不定詞」という構文は「これからやろうとすること」や「今やっていること」について謝るときに使うものです。「すでにやってしまったこと」について謝罪するときは「be sorry (that)〜」とすることも本書にはきちんと書かれています。
なお類書で大変勉強になるものを以下に紹介しておきます。
「
日本人の英語 (岩波新書)」
「
続・日本人の英語 (岩波新書)」
今から20年ほど前に手にして以来、折りにふれて繰り返し読んで勉強してきた2冊です。