軽い教養ネタをコミックで!というコミックエッセイから
きた流れをはっきり意識した作品になっています。
あとがきにも書かれていましたが、コミック新書なる分野を
今後も開拓していきたい、とのこと。
でも普通の新書と違って、それは誰にでも(どんな漫画家でも)
描けるわけではないです。
この作者コンビは、どういう風に伝えたら、
読者のハートに残るかという部分を良く分かってる。
やっぱりうまい。
少しでも古典を勉強したことがある人なら、ここに出てる人は
だいたい知っている。
でも、その人のことを説明しろ、と言われたら、学校で習った
ことをなぞるくらい。
こういう感じでエピソードを切り取って、具体的に説明して
くれたら、きっと古典も好きになる。
枯れた書物を血が通った人たちの生きた記録だと感じられる
ようになる。
学生時代以来、全く縁のない古典を読んでみようかな、と
そんな気持ちにさせてくれた一冊です。