面白いですよ。まず矢代幸雄の段でホーそうだったのかと感心します。要するにいじめられたのね、ということなんですが、いじめ人である滝精一は完全に狭量な悪人になっていますが、功労も多かった人だけに、その両方の側面を知ることができます。表現がいいんです。大庭脩は年寄りをちょろまかすのがうまい、とか、ともかく全部伏字なしの実名です。
ということは、関係者が大体死んでいる、ということもあります。これらを客観的に語ることができる時代になったんだな〜、と思います。
「丸山眞男なんて、営内でどつかれ仕置きを受けたから、復讐心の塊になって軍隊組織を批判しているけど、七平さんはそうではない」(谷沢)なんてグッと来ませんか。私は文脈とは関係なく各所でプッと笑ってしまいました。悪童二人の言いたい放題です。読み始めたら多分最後まで寝れないですね。ありがとうございました。