タイトルは「日本人とは何か」という、漠然としたタイトルだが、内容は実に具体的な内容で、かつわかりやすく書かれている。
律令制の崩壊過程のいきさつや、それにともなう荘園発生のメカニズム、幕府の存立基盤など、教科書が教えてくれない、側面からの日本史を理解することが出来ました。
私個人、日本史は比較的得意な方なのですが、荘園制の成立などは、むずかしくて今までよく理解できませんでした。
この本に書かれていることがすべてではないでしょうが、きちんと一次資料による論拠も添付されています。
ただ、800ページという厚さに圧倒されてしまうのが唯一の難点でしょうか。
800ページもあるというような感覚を受けないほど読みやすい一冊ではあるのですが。