最近猫も杓子も
うつ
という言葉を使う。
著者が言うように、うつ=ノイローゼ=精神異常者
と考えられがちだった昔と比べればうつで悩んでいる人にはいくらか住みやすい社会になったともいえるかもしれない。
この本では日本の仕事文化、医療問題などからわかりやすくうつを取り巻く日本の現状を説明している。
確かに日本の企業で働くことは非常に厳しいものがある。
私自身北米、欧州で非日系企業で働いたことがあるのでよくわかる。
日本で働くことは、企業の奴隷として働く、というのは言い過ぎではないと私は思うのだがどうだろうか?
日本企業で働くことで何がつらいといえば、上から直接指令されるからやらないといけないのではなく、周りの同僚なども含め「やらないとどういわれるか、どうなるかわからない」という見えない恐怖に他ならない。
そういう意味では完ぺき主義者でなくてもうつになる可能性は多大にあると私は思っている。
日本独自のうつ対策が必要になると同時に、日本人の企業精神を根本から考える必要があると思っている。