私の周りでも実際にいる、「緊急地震速報」は、「地震が起きる前に知らせてくれるのだ」と思っている人が。
これは、違う。「緊急地震速報」は、「地震が起きてから出す速報」なのだ。震源から地震が伝わってくるまでには時間がかかる。伝わってくるまでに、知ることができるだけなのだ。
私が気になった疑問は、Q29「地震予知は将来どのくらいまで実現する見込みがあるのでしょうか?」だ。
読んでいてわかったのは、これはもうギブアップじゃないかということ。
30年間以内に地震が起こる確率が0.09%〜9%なんてものじゃ、一般の人は地震に対して何かの備えをしようと思える数字ではない。降水確率と比べるのは適当でないのはわかっているが、降水確率が10%だと聞けば、多くの人は傘を持たないのではないのだろうか? ましてや、最低と最高で100倍ある。これでは「予知」とは言えない。「予測」だ。
降水確率10%以下で私たちができる対処方法と言えば、「置き傘」だ。
この本の第8章は、「大地震にどう備えればいい?」。この章では、これまで他の本やテレビ・ラジオで見聞きしたも多く書かれているのだが、第1章〜第7章を読んだ後のあなたは、第8章を深くうなづいて読んでいることだろう。