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日本人が知らない漢方の力(祥伝社新書264)
 
 

日本人が知らない漢方の力(祥伝社新書264) [新書]

渡辺 賢治
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o o
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商品の説明

内容紹介

「漢方」は中国のものではなく、日本独自の伝統医学である。そして、古くさい
昔の医学などでは決してなく、新型インフルエンザに効く麻黄湯や西洋医学では
原因のつかめなかったがんの発見やアレルギーの治療に効果を発揮するなど、
さまざまな局面で活用されている。実際、西洋医学では対応しきれない病や高齢化
への対策として著しい効果をあげ、世界中から注目を集めているのだ。
 しかし、この漢方が存続の危機に瀕している。それは、漢方薬の原料である
生薬の枯渇、中国や韓国とのグローバルスタンダード争いなどによるものだ。
にもかかわらず、その危機に対して日本政府は驚くほど冷淡だ。今こそ国民がその
実態を知り、声を上げるべきときである。西洋と東洋を融合させた「総合医学」
として、日本医療の未来に不可欠な漢方の「いま」がわかる一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

「漢方」は中国のものではなく、日本独自の伝統医学である。そして、古くさい昔の医学などでは決してなく、新型インフルエンザや抗がん剤の副作用の軽減など、さまざまな局面で活用されている。実際、西洋医学では対応しきれない病や高齢化への対策として著しい効果をあげ、世界中から注目を集めているのだ。しかし、この漢方が存続の危機に瀕している。それは、漢方薬の原料である生薬の枯渇、中国や韓国とのグローバルスタンダード争いなどによるものだ。西洋と東洋を融合させた「総合医学」として、日本医療の未来に不可欠な漢方の「いま」がわかる一冊。

登録情報

  • 新書: 216ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2012/2/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4396112645
  • ISBN-13: 978-4396112646
  • 発売日: 2012/2/2
  • 商品の寸法: 17 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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カスタマーレビュー

最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
熱い!!! 2012/2/7
By もも
内容は散漫ですが、きっと一気に書き上げたのでしょう!!
渡辺先生の漢方医学に対する熱い思い、日本人としてのプライドがあふれています。
漢方医学を学ぶための教科書ではありません。
漢方医学を好きな人が、漢方医学ももっと好きになるための本、いや、日本人が日本人に誇りを持つための本です!!

日本漢方が今、絶滅の危機に瀕しているという危機感をすべての日本国民に共有して欲しいです。
この国が1000年以上大切に育ててきた自国の医療が失われつつあります。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
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『漢方の歴史―中国・日本の伝統医学』 (小曽戸洋著・大修館書店・あじあブックス)と読み比べて欲しい。
「漢方」という言葉は,当時の中国伝統医学を意味して付けられた言葉であり,「baseball」を「野球」と呼んだことと変わりない。
現在の中国語で「中医学」,日本語で「漢方」というだけのことである。
もちろん国による違いはある。それはアメリカのメジャーリーグと日本の野球に差があるように。

日本の漢方には「古方派」「後世方派」「折衷派」といった流派があるとされる。著者は「古方派」のみを漢方と言っているようである。
また「古方派」は日本独自の考え方・発展の仕方と言いたいようだが,古方派が出てきたのは同時期の中国の考え方に影響されていることを知って欲しい。上記の書籍に詳しく書かれている。
中国の中医学はさらに様々な考え方がある。古方派に近いもの,後世方派に近いもの,折衷派に近いもの,まったく独特なもの。
「古方派」と「大学教育で教えられている中医学」のみを比較して,漢方と中医学を区別するのは大変乱暴である。

日本の漢方界と中国の伝統医学の間では,絶えず情報交換が為されている。それを無視しないで欲しい。

日本の誇る「エキス顆粒」と大量の生薬を使用する中医学の「煎じ薬」の比較も違和感を覚える。日本の漢方であっても,煎じ薬を多用する医療機関はいくらでもあるし,その方がエキス顆粒より効果的だと考える人は数多存在する。医療機関でも保険診療ではなく自費診療とするところが増えているのも事実である。日本人にとってマイナスに見える中医学の部分を強調しているかのようである。

日本の医療機関で納得のいく治療がしてもらえず,中国へ渡り中医学でよくなった例もある。

最近,テレビ,雑誌など様々な媒体で同様の論法を繰り返し,漢方と中医学を日本と中国という国境で強引に線引きをしようとするのは,国際標準をめぐる国家間の競争のためであろう。
それも大切かもしれない。しかし中国の古典を教科書とし,薬草の供給も中国に頼っているにもかかわらず,日本独自と言い張ることに疑問を覚える。文化的・学術的なものを政治的・経済的な観点で語らないで欲しい。

先日放映されたNHKのクローズアップ現代「漢方薬に異変あり 伝統医療の覇権争い」の中で,最後に国谷裕子キャスターが日中韓が協力をして,消費者が自由に医療を享受できるようになるといいというようなことをおっしゃったのが救いである。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By どぜう トップ1000レビュアー
本書は、漢方の素晴しさを知り抜いた著者による、「絶滅の危機」に瀕する漢方保護に向けた運動宣言表明の書であるという印象を受けました。

今日、漢方は一昔前よりも流行ってきているような印象があります。
美容との関係に限らず雑誌などで取り上げられる機会が、従来と比してどの程度増えているのか定かではありませんが、数年前から医学部の教育科目にも正式に採り入れられているようですし、また従来漢方を毛嫌いしていた大学病院の先生が漢方医に豹変(?)して著作や講演活動に活躍されたり、といったことも耳にしております。

しかし、本書のP.184の大塚敬節先生のお言葉にもあるように、漢方ブームが漢方の存続の危機を招いてしまうのです。
詳しくは本書に譲りますが、日本に限らず世界中で漢方(薬)の良さを認められて、使用する人が増えれば増えるほど、漢方薬の元になっている生薬の希少性が高まってしまい、手に入りにくくなってしまうというわけです。
中国が主産地である生薬も多く、レアアース問題とも絡みます。

また生薬・漢方薬は、農産物と同じような扱いを受けてしかるべきなのに、工業製品たる西洋薬と同じ薬価ルールを適用されてしまっているという真に不合理な現状を早急に改めないと、生薬・漢方薬を扱う業者が立ち行かなくなってしまうというのも、正鵠を射た指摘だと思います。
(そうなると、漢方は一般国民の手の届かぬものとなりかねません。)

本書では、従来の西洋医学から抜け落ちてしまっている部分にもきちんと対応できる漢方の強み・最先端性、漢方治療の視角・なされ方・中身、漢方の歴史などにも触れられた上で、漢方と西洋医学を融合した日本版総合医学の提唱へと繋がっていますが、著者の意図は漢方の素晴しさを少しでも多くの国民に知ってもらった上で、一緒に守って行ってもらいたい、というところにあるように感じられました。

著者自身認めていらっしゃる西洋コンプレックスの裏返しなのか、「日本!日本!」という意識を前面に押し出した、どこかの政党名を彷彿させるような著者の口調には正直あまり好感は持てませんでしたが、「素晴しい漢方を守って行こう」著者の情熱には強い共感を覚えました。

その一方で、同じ出版社の新書シリーズ同士という以外に、内容的には接点の乏しい 伊東寛著 『「第5の戦場」 サイバー戦の脅威』でも本書と同様に、国家戦略の欠如が指摘されていたことには、単に笑って済ますことの出来ない、この国が今日抱えている深刻な状況を痛感せざるを得ませんでした。
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