つい最近、日本におけるパソコンの歴史を書いた『僕らのパソコン30年史 ニッポン パソコンクロニクル』翔泳社を読んだばかりだけど、引き続いてコンピュータ自体の開発の歴史を読んだ。
コンピュータの開発に携わった先人たちのインタビューを中心に、困難な技術的な壁をどうやって彼らが乗り越えて来たのかを、淡々と、でも熱く、著者は描いている。
元の本は『計算機屋かく戦えり』。ここからピックアップしたとのこと。10年以上前に読んだけど、改訂版も出てるようなので改めて読んでみたい。
国産コンピュータが稼働してから、50年以上になるが、私の子どもの頃のコンピュータは性能こそ向上してはいたが、まさに部屋いっぱいの機械に囲まれたイメージ。バビル2世の部屋って言ったら分かりやすいかな。それが今やパソコン、スマートフォンなど、手のひらにおさまる時代が来た。
しかも、それを作っているのはアメリカを除けば、限られた国。その一つとして日本が生き残っているのは、ここに取り上げられている方々の努力とコンピュータ開発にかける情熱のおかげだと思う。
日本が、まだまだ技術の国として、生き延びていくために、彼らのDNAを受け継いだ技術者たちに、事業仕訳なんかに負けずに頑張ってもらいたい、そんなことを思わせられた本だった。