「社員30人の総合商社「イービストレード」は「ヘン」なものばかり扱ってなんと売上高2年で5倍!」の表紙の帯に惹かれ購入し、あまりのおもしろさに一気に読んでしまいました。感動です。筆者は元日商岩井の社員、それまでは東南アジアで化学品や殺虫剤を売り歩いていた商社マンにある日突然、会社から傾きかけた社内ベンチャーの再建をしてくれというとんでもない命が下る。普段お目にかかることのない商社マンの思考回路と仕事への姿勢、時代の先を読む鋭い感性はまさに「寺井マジック」である。彼は2006年に16億4500万円であった会社の売上高を2008年には83億6600万円に、なんとこの不況の時代にわずか2年で5倍以上に拡大し、売上総利益を2倍以上、経営利益に至っては600%超プラス!という数字にしたのである。驚くことは社員がわずか30人であるこの会社でその数字を稼ぎだしたことだ。この本の中には寺井社長が積み上げてきた沢山の仕事への知恵と仕事をする上で何を忘れてはいけないか、どうしたら良いのかを余すところなく彼の経験を交えて教えてくれている。ちなみに空港に設置されているペットボトルを置くだけで中身が安全かどうかを確認できる「液体物検査装置」は寺井社長の元このイービス
トレードで納入したものだそうだ。他にも水浄化ビジネスとしてダムや貯水池をきれいにする「ジェットストリーマー」という装置を東京都水道局
東京湾を管轄する港湾局をはじめ中国など海外にも納入し世界の水をきれいにしようとする姿勢には脱帽した。
久々に読み応えのあるさわやかな後味の、「学べる本」に出会いました。みなさんにお勧めします。