元はPS2でリリースされた同タイトルのPSP移植版。PS2版は未プレイですので移植度や追加要素などの検討は出来ませんが、ゲームそのものは非常に良い出来でした。
主人公(=プレイヤー)は通常では理解し難い(主にオカルティックな)要素を含む事件を専門的に扱う警視庁の特別部署に所属する刑事と言う設定で、同僚や協力者と共に怪事件の解決に挑むと言うのが大筋です。主人公の目線で語られる本編が4話、それ以外に協力者の目線で語られる物語が4話と言った構成から成り、ストーリーのボリュームはかなりばらつきがありますが、ほとんどの物語はマルチエンディングとなっており、プレイヤーの選択如何で真犯人が変わる等、全く違った展開が準備されています。故に全ての要素を読破しようとするとかなりのボリュームを感じると思います。
また、本編以外に、物語の進行に従って要素が増えていく「データベース」というものが有るのですが、これが非常に充実した内容というか、ここまでこだわるか、と言ったレベルの用語解説がなされているものが多く、これを埋めていくだけでかなり楽しめるのですが、全てを埋めるには全選択肢を選ぶくらいの覚悟が必要となります。ただ、それだけの甲斐がある内容なのは間違い有りません。やり込み甲斐のある作品と言えますね。
ただ、全選択肢を選ばせるような内容なら「クイックセーブ&ロード」機能は欲しかった。特にセーブ時に一々システムデータのロードを促されるのが煩雑に感じました。また、物語の謎がすべて解明されるわけではなく、如何にも「続編に続く」的に終わっているストーリーもあり、少々もどかしさも感じましたね。
キャラクターが非常にたっているし、デザインも雰囲気を良くつかんでいて好印象、ホラー的な演出もなかなか楽しめました。続編が楽しみな一作であることは間違いありません。