前作「日本一うまい魚の食べ方」を読んで、
著者の魚への愛情に心打たれたので、もちろん2冊目も買いました。
魚料理のつくり方を紹介しているのですが、いわゆるレシピをみて大笑い。
「ガバッと塩を入れる」とか「氷でガンガン冷やす」とか、
果ては「旨くなるように祈る」なんて書いてあって、なんてテキトーなんだろう、と思いました。
でも、魚は生命であって、一尾として同じものはないのだから、
塩小さじ2杯、醤油1/2カップ…なんて書き方が無理なんですね。
「良い塩梅で食べる」ということでしょう。
魚をおいしく食べようと思ったら、マニュアル通りにするのではなくて、
魚にさわって慣れることが一番だ、ということが、この本を読んでよく分かりました。
それに、おいしい食べ方が身についてくると、おいしいものを出しているお店も、
自分の感覚で分かるようになるんじゃないでしょうか。
魚料理はむずかしそうで敬遠していましたが、
この本を読んで少しずつやってみると、思ったよりカンタンで、楽しくて、
カレーをつくるより、ずっと手軽に出来ちゃうことが分ってしまいました。
こんなに幸せなことが日本にはまだ残っていたのですね。