50代後半以上の年齢の人には懐かしいレールバス。
残念ながら自分で乗車したことはなかったが、昭和40年頃、国鉄超ローカル線の接続駅に停まっていた第2世代(恐らくキハ10000型)の可愛らしい姿を思い出す。
本書に紹介されているとおり、今でも第3世代はしぶとく生き残っている。 近年、2006年春に廃線になったふるさと銀河線(旧・池北線)でも、16m級のCR70形気動車が運行されておりJR石北本線北見駅でよく見掛けたが、第3世代の一部は近代的デザインで、サイズもデザインもレール「バス」というには少々大きい。 通常の気動車と並ぶと一回り小さいが、単独で見ると素人目には普通の気動車と見間違うデザインになってきている(特に連結された場合、気がつきにくい)。 そのあたりの進化(バス型構造から鉄道型車体構造への変化)の過程が、本書では詳しい。
最近、本州の私鉄ローカル線(非電化路線)で、このCR70と同じメーカーのNDC(軽快気動車)シリーズ18m級気動車に乗る機会があったが、本書を読むまで、通常の気動車だと思い込んでいた(私はエンジン付の乗り物全般の愛好者だが、いわゆる鉄道マニアではない)。
本書によれば、ふるさと銀河線の廃車両の一部は、現在、ビルマへ輸出され余生を送っているという。
ともあれ、写真・解説とも充実したレールバス/国産軽量気動車の最新解説書。 乗り物ファンにお薦め。