歴代のレコード大賞受賞曲を集めたコンピレーション・アルバムの前半分。
収録されている曲は勿論、どれも有名曲、ヒット曲ばかり。近年のぱっとした印象がないのに比べると、この頃の方がそのレコード大賞それ自体の存在感がずっとあったのだという印象を受ける。
しかしながら、ヒット曲ばかりであるが故に、アルバムのコンセプトがないのが致命的となっているように思える。これらの曲のほとんど、(おそらくすべて)このアルバム以外の手段で効くことが出来る。というか、すでに他のコンピレーション・アルバムに入っている(例えば、青春歌年鑑とか)。勿論、各賞の受賞者のリストなどプラスアルファの情報はあるが、それもWikipedia等で調べられるだろう。だとすれば、ただ有名曲を並べただけのアルバムの存在意義は何なのか。もっと考えてやって欲しい。
アルバムをVol.1(とまだ出ていないようだが、おそらくVol. 2まで。) という風に分けた理由もわからない。全50曲ならば、CD3ないし4枚で収まる。一気に50年分という方が、インパクトとしてはあるだろう。或いは、2回にアルバムを分けて出すのなら、大賞受賞の時の映像をDVDかなにかで付けるとかしたら良かったと思う。(最初の数回は確証はないが)当時のテレビの映像ならばテレビ局に残っているはずだし、YouTubeなどの再生回数でも結構な数があったと思う。そういったおまけがあれば、多少高くても買う人はいるのでは、と思う。