PSPからスタートさせた初めてのファルコムのナンバリングタイトル
ということで気合がひしひし伝わってきます。もう凄まじい程・・・
第一印象は、ファルコムゲームならではのノンストレス、スピーディーな展開。
通常移動速度が、他のゲームで言うところのダッシュ級はあり、そこに「回避」という
他のゲームで言うところのブースト級はあるアクションが加わります。
この「回避」は×ボタン(デフォルト)で行うのですが、ゲージなどはなく無制限。
「溜め攻撃(○ボタン)」最中にも連発出来るので、町の移動にも敵の背後取りにも大活躍!
こう聞くと反面「戦闘がテクニカルになっちゃってるんじゃないの〜?」
という危惧もありましょうが、一定の間合いに敵がいれば攻撃ボタン押した時
敵をホーミングしてくれるシステムの恩恵で、空振り連発のフラストレーションに
つながる事もありません。高精度な高速戦闘が展開されていきます。
細かい所では配色センスや、キャラとフィールドのサイズバランスも上手く、
インターフェースも非常に見易い。
疲労の溜まらないプレイに一役買ってます。
メニュー開閉やロードも早く、疾走感溢れる超カッコイイしびれるBGM群!
生音をサンプリングしてるかのような臨場感溢れる効果音にも快感を促されます。
PC-88の頃から感じてましたが、本作でも無駄な色数やポリゴンなど
高負荷な要素を上手に削って作られています。
静止画の映えやリアリティには不利ですが、他のゲームでは決して味わえない、
操作における高いレスポンシビリティを実現しています。
これだけアップテンポな要素テンコ盛りながらも、ストーリーは練りこまれ
住人との会話も至極丁寧。少しでもゲームが進行すれば、別にスルーしても
差し支えないはずの住人の台詞には変化が表れ、どんな住人にも性格や生活感を
しっかり持たせており、この世界の没入へと誘われます。
脇役のその後にすら興味を抱かせる程、各々のキャラが立っているのは
英雄伝説譲りの美点。
従来のイースから格段に増したボリュームといいやり込み要素といい
死角はありません。
PSPの空の軌跡がFC→SC→3rdと右肩上がりの売り上げを示したように、
リリースが少数でもこういう丁寧に作られた裏切らない作品を出し続けていれば
コンシューマー界でも確実にファルコムファンは増えていくと思います。
パソコン氷河期にソフトメーカーが次々と散っていく中でもトップセールスを
保ち続け生き残ったメーカーがファルコムとコーエー。
このイース7や英雄伝説、ブランディッシュやザナドゥネクストなどをやってみると、
その底知れぬ地力、センスにいつも驚嘆します。
お金と人力を湯水のように注いで作られたゲームも一つの魅力ですが
手間と工夫を湯水のように注いで作られたゲームには、ファルコムのみならず
心を揺さぶられるものがあります。
現在、隆々と胸張ってプレイ出来るハイテク据え置きマシンが目の前にありながら
背中丸めてちっちゃなPSPに延々かじりつく自分がおります・・・(^^;)
ファルコムやイースのファンでなくとも、
ゲームが好きな人、ストレス発散したい人に鉄板でお勧めします。