可愛いペンギンの表紙に惹かれて本書を手に取りましたが、中身の充実ぶりには驚かされました。本サイトにその内容が詳しく記されていますので、詳細はそれをお読みください。
日本の代表的なイラストレーターの特徴的な作品を列挙するだけでなく、著名な作家にインタビューを試み、作品論を語ってもらうわけで、このジャンルに興味を持っている人には垂涎の書と言えるでしょう。オールカラーですし、実に膨大な人が登場します。
本書に紹介してある好きなイラストレーターを列挙しますと、和田誠(モダンジャズと言えば・・・)、横尾忠則(説明不要でしょう)、柳原良平(アンクルトリスですね)、真鍋博(星新一とのコンビで有名です)、水田秀穂(音楽が聴こえてきそうです)、山名文夫(戦前の資生堂のブランドを確立した方です)、山口はるみ(やはりパルコですね)、東君平(可愛い・・・)、林静一(和モダン)、永井博(西海岸の風を感じます)、渡辺和博(マル金マルビは一世を風靡しました)、ひこねのりお(サントリーのペンギンは可愛かったですね)、大橋歩(アイビーファッションと言えばこの方でしょう)、山藤章二(テレビでお馴染みの方)、岩田専太郎(戦前の挿絵の代表作家)、長岡秀星(アース・ウィンド&ファイアーのジャケットは世界を席巻しました)。
60年の歩みを1冊にまとめるのは至難の業でしょう。文章が書かれているわけですが、目はどうしてもイラストに向いてしまいます。それだけ個々の作品の訴求力が強い訳ですね。日本のポップ・カルチャーの歴史を見るようでした。