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65 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「外こもり」を批判するより対策を,
By ちなお (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本を降りる若者たち (講談社現代新書) (新書)
様々な理由で日本社会から逃避し、タイ バンコクのカオサンなどに居ついて、何もせず生きる「外こもり」な人たちに迫ったルポ。外こもりをする人は、「自己責任論」「格差社会」などに端を発する問題に直面し、日本社会からの逃げ場として、物価が安く、(思想の違いなどから)自分を受け入れてくれるタイを選んだ。カネとビザがあれば、向こうでひきこもっても誰も文句を言わない。 そんなふうにして逃げても、必ず跳ね返ってくるのはわかってる。ただ、少子高齢化が進み、年金が消えていくような国でマジメに働いて、本当に報われるのかという疑問すら今の日本には渦巻いているのだ。 外こもりだけでなく、上流といわれる階層にも子供の将来を考えて日本を離れるような人が増えているという話を聞いたことがある。「日本を降りる人」を批判するのだけでなく、真剣に対策を考えなければならない時期にきているのではないだろうか。
54 人中、49人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
彼らをワイドショーなどのネタにされたくない,
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レビュー対象商品: 日本を降りる若者たち (講談社現代新書) (新書)
「外こもり」とは、上手いネーミングだし、アジア旅行作家の第1人者として、眼の付け所も良いと思う。 格差や労働強化社会にあって、生きていけないほどの辛さを感じている人にとっては、「こんな生き方もあり」と思わせる点で、☆5をつけても良いほどである。“貧乏テーマパーク”とも言われるカオサンや、ジミー金村氏などになじみのある人にも親しみはもてよう。 だからこそ、著者の何か冷めたような書き方が残念で減点した。 この延長が、彼らのことをしかめっ面してワイドショーのネタとして見ている人たちの視線やクウキとなり、日本をより生き難くしていくのではないかと危惧してしまう。 『香田君・・・』では、著者は香田君の視線で旅を検証したと感じたので、もっと彼らの代弁者的立場に立っても良かったのではないだろうか? 私には“沈没”経験はないが、旅の中で、カオサンだけではなく、メキシコをはじめとする中南米など物価の安い地域に同様の「外こもり」状態の人たちがいるのを見てきたし、本書でも沖縄などで同様の生活をする人を紹介している。 本書が、経済的敗者を紹介する本でなく、日本を住みやすく変えていくシステムの見直しへのヒントとして読まれることを願う。
53 人中、48人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
居心地の悪い日本,
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レビュー対象商品: 日本を降りる若者たち (講談社現代新書) (新書)
物価の安いアジアに難民のように暮らす日本人たちがいるとは聞いていましたが、それについて詳しく書かれた本は初めて読みました。息苦しさを感じずに生きられる場所を見つけた彼らに羨望の混ざった複雑な思いを抱きました。 しかし日本を離れても日本人であることには変わらない・・・。 異質なものを排除する均質社会、上下関係と建前で成り立つ重たい社会、でも給料はいい。 日本で一気にお金をためる、ロボットのように。そうやって割り切れるほどにタイは居心地がいいのでしょうか・・・。 いや、たぶん「人間らしく生きるために」そうするしかないのでしょうね。 ただ、外こもり外こもりと平気で書いているのは気になりました。変な言葉です。 不登校、フリーター、ひきこもり、パラサイトシングル、ニート。 マスコミは若者、弱者にレッテルを張って叩いたり笑いものにすることを繰り返してますから、次はこっちへも行くんじゃないの?この書き方はそういう悪い流れを誘っていない?という疑問がわきました。考えすぎかもしれませんが…。
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