まず、とにかく視点が興味深い。
日本を創った、というタイトルから、国としてのシステムを創ったというようなイメージをまず持ったが、内容はそうではない。
今の日本人が持つ慣習、社会の常識、そして一般的な考え方。これらは遥か昔の時代から現代までの間に生まれた幾つかの統治体制や世間に広まった学問などの積み重ねにより醸成されてきたものだという。
文化や習慣は一朝一夕では形成されず、幾重にも違う文化・習慣が重なり、混ざって出来上がっていくものだということを実感した。
本書で挙げられた12人は、現代日本人の特徴に多大な影響を与え、日本を、というよりも、日本人を創ったと言える人々である。
今後ますます多様化する国際社会で国として発展していくためにも、日本という国の基礎となる部分はどのように形成されたかをまず知ることが重要だと思う。
そのためには本書を読むことをお勧めします。