1章 統制国家をめざす悪法
2章 思想信条の統制やメディア規制をうながす悪法
3章 軍事国家化をめざす悪法
4章 国民の責務を強調する悪法
5章 命と暮らしを破壊する悪法
6章 憲法改悪・立憲主義の危機をまねく悪法
近年成立した40の法律について、その裏に存在する問題点を一つずつ丹念にあぶり出した上で、わかりやすく解説しています。
本書は編著者5名からなっていますが、「権力には屈せず」「人間を大切にする社会を」というスタンスが全体を貫いており、
弱者の視線を常に忘れないという姿勢に、好感を持って読むことができました。
一般の国民にとっては個々の法律の解釈は難しいものですが、国民の多くが深い意味も知らないうちに作られた最近の法律が、
こうしてまとめて検証・整理されることで、我が国が着々と進んでいる方向が改めて明らかになったということが本書の大きな意義でしょう。
民主主義というのは放って置くとかなり危ないもので、よくよく有権者達が民主主義を使っていくということをしっかりと意識してやっていかないと
為政者達の思い通りに使われていくことになります。
世の中が動いているメカニズムを理解した上で戦略を立てていくことが肝腎ですが、本書はとても参考になりました。