歴史分析については事実に基づいていると思われるしよく分析されていると思う。今後15年後に起こるのではないかということがいくつか書かれているのだが本当にどうなんだろう?という疑問が残る。これは今後15年間をかけて検証すればいいことである。作者の描いた世界が来ないことを願うばかりであるが
作者なりの日本再建のシナリオが8つ書かれているのだが選挙権に65歳の定年制を設けることはなかなか過激である。政治家が票を入れてくれる老人の意見しか聞かないことは事実だが、一人1票の平等性に欠けること甚だしい。
年金改革に関しては作者に大賛成である。国が負担できるのは国民年金程度でしかない。国民皆年金なんてそもそも無理なのである。今年金をもらっている現役世代の年金をカットできない限り厚生年金の試算額は支払われないと思う。勇気ある政治家の登場を待ちたい。
公務員の給与についても作者の意見に賛成である。民間企業の平均並みに減らすべきである。民間企業の給与も今後上がらないことを覚悟しなくてはいけないのではないだろうか?それ以外中国や韓国に立ち向かっていくことはできない。作者は最後に経営者がなすべき8つのポイントをあげているが日本でモノづくりを行うためには中国並みの安い人件費を覚悟する勇気をもつことではないだろうか?
中国の都市部の賃金はあと10年もすれば日本とほどんどかわらなくなるだろう。その時日本はモノづくりの拠点として中国の次の国を探し続けるのだろうか?アフリカにいくのだろうか?
日本だけでなく先進国はすべて曲がり角どころか崖っぷちにきている。ひとりひとりが今後どう生きるべきかを考えるきっかけを与えてくれる本である。
なかなか名古屋びいきの感じがするが・・・・。