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72 人中、69人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本人、このか弱きもの,
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レビュー対象商品: 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21) (新書)
「私の中の日本軍」「空気の研究」など、自らの戦争体験をもとに痛烈な日本人論を著してきた山本七平氏が、小松真一という同時代の技術者による「虜人日記」という著書を評論する形で、旧日本軍の太平洋戦争での敗因を論じています。「失敗の本質」(戸部良一他、中公文庫)はじめ、日本の敗因を分析した著書は数多くありますが、戦場における軍という組織と人を、これほど現場感覚をもって語っている著作というのは実はあまりないのではないでしょうか。山本氏によれば、小松氏は敗因を21項目挙げています。例えば、「物量、物資・・・米国と比べ問題にならなかった」「陸海軍の不協力」など、よく言われているものもありますが、一方で、「精兵主義の軍隊に精兵がいなかったこと」「精神的に弱かった」「ひとりよがりで同情心ないこと」「日本文化に普遍性なきこと」等、一見するとあれっ、と感じるようなものもいろいろ出てきます。しかし本書を読み進めていくと、小松氏の著述と山本氏の体験がオーバーラップし、その圧倒的な臨場感で各項目の言わんとしていることに納得させられてしまうのです。 本書は1975年の雑誌連載をまとめたものなので、当時の組合や学生運動など、少々古臭い記述も散見されますが、ではそれから我々は何が変わったろうか、と自省させられることにもなります。 余談ですが、本書で若き日の田原総一郎氏の記事が山本氏にこき下ろされている箇所がありますが、この人って昔からこういう人だったのね、とおかしくなりました。
62 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
きわめて説得力ある「失敗の本質」論,
By カスタマー
レビュー対象商品: 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21) (新書)
「日本人とユダヤ人」偽著者論争以来、山本氏に興味を持ったことがなかったが、書店でふと手に取った本書は、立ち読みして止められなくなり、購入したが非常におもしろく、 かつ永久保存版にして、何度も読み返したいと思わされる内容であった。 敗因分析については、様々な本を読んできたつもりであったが、 それでも本書により、自分が全く知らなかった戦地における日常というものを知らされた。 (であるからこそ、何度も読み返したいと思うのであるが) 唯一指摘すべき点があるとしたら、これを「日本人」の問題とする点である。 同書は、敗因分析を超えて、「いつ書いたのか」「どこで書いたのか」「誰がどういう立場で書いたのか」 今の時代に、本書を改めて刊行してくださったご担当者の慧眼に感謝したい。
24 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
勉強になりました,
By 新書派 (新宿) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本はなぜ敗れるのか―敗因21ヵ条 (角川oneテーマ21) (新書)
歴史は苦手ですしあまり興味もありません。この本もたまたま目に付いて読んでみただけでした。しかし読んでみると非常に戦争、日本、未来について考えさせられました。歴史に興味がない人でも一読の価値ありです。戦争で知らなかった一面を知ることができて大変有意義でした。もう1回読んでみたいと思います。
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