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26 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
低劣なアジビラ集,
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レビュー対象商品: 日本はどこへ行くのか 日本の歴史25 (講談社学術文庫) (文庫)
講談社・日本の歴史シリーズがかつてハードカバーで出ていたとき、「さぁ、ようやく全巻コンプリートだ」と感慨深くこの最終巻を手にとった後、思わず「ハァ?」と怒りに近い感情がわいたことを今更ながらに思い出す。とにもかくにも内容が歴史書の体をした低劣なアジビラ集。筆者もそれぞれの立ち位置は微妙に違うけど内容で一貫してるのはその筆者たちの傲慢ともいえる上から目線とあまりに独りよがりでかつ言いたい放題なところ。いかに「日本人は自己中心的で”他者”をひたすら抑圧し続けた世界的に例外な低劣かつ無能な民族」であり、これから日本人がその”他者”たちに対し、いかに奉仕すべきか、かつその歴史を否定すべきかを(韓国や中国などで行われている程度の低いナショナリズム扇動教育などその筆者たちのスネの傷を棚にあげて)ひたすら壇上からご高説を垂れ流してくれる。
逆に、現在あらゆる場で否定を許されない価値観としてウヤウヤしく持ち出される「共生」「他者への尊重」といったスローガンの背後にひそんだある種のいかがわしさを教えてくれるという意味では本書は有益です。それ以外には繰り返しますがただのアジビラ集でしかありません。なので以下のタイプの皆様におすすめします。 1・ただひたすら他人に嫌われることだけを恐れるゆがんだ博愛主義者 2・「日本の歴史シリーズ」をとにかくコンプリートしたい方
9 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
「日本はどこへ行くのか」―世界の中の日本として,
By 偽ベッキー (新宿) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本はどこへ行くのか 日本の歴史25 (講談社学術文庫) (文庫)
本書は「反日的」である。アジビラともなじりうる。しかし、近代以降、如何にして「日本」という主体が形成されて来たかを批判的に読み解く行為は、普遍的な「近代」なるものの批判ないしは正体の暴露に通ずるし、我が国は今も「近代」の枠内に存在する為、自己認識の深化に役立つだろう。 さて、本書はアイヌや沖縄、韓国といった異「民族」への視線の起源や抑圧、そして国境の画定といった主題から近代国民国家の特徴を指摘し、それをその延長線上にある現在の我が国にも内在するものとして問題化する視点に貫かれている。更には象徴天皇制とグローバル化の関係、大平正芳の「近代の超克」構想、多文化主義といった論点から「日本」における「国民国家」の行く末を、(きわめて「戦後」的な仕方ながら)、論じている。その上で未来への提言に繋げ、結語とする体裁。 ともあれ本書の偏った結論に異論はあるものの、論説自体は、論点を整理する程度であっても現代日本国家を考える上で有益である、と評価したい。
4 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
玉石混交ではあるが多様性への視点は重要,
By ぽけっと (東京都大田区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本はどこへ行くのか 日本の歴史25 (講談社学術文庫) (文庫)
いろいろな論者が書いているので、玉石混交ではあるが、えてしてぼくたちが無自覚になりがちな、
少数者への視線を浮き彫りにしてくれる作業は有益だと思う。とくに、テッサ・モーリス=スズキは 国民国家が境界人と少数者を無視しがちであることを指摘していておもしろかった。タカシ・フジタニ の、天皇制が今でもジェンダーや少数民族の抑圧に加担しているという指摘も傾聴に値する。キャロル・ グラックによる総論、岩崎奈緒子によるアイヌ論も読みでがあった。日本と日本人を自明の存在と 考える人たちには不快なのかもしれないが、世界規模での民族動向の中に日本と日本人を位置づける ためには必要な視座を提供してくれると思う。
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