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日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)
 
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日本の10大新宗教 (幻冬舎新書) [新書]

島田 裕巳
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

多くの日本人は新宗教をずっと脅威と好奇の眼差しで見てきた。しかし、そもそも新宗教とはいかなる存在なのか。「宗教」の概念が初めてできた明治以後それがいつどう成立したか案外、知られていない。超巨大組織・創価学会に次ぐ教団はどこか、新宗教は高校野球をどう利用してきたか、などの疑問に答えつつ、代表的教団の教祖誕生から死と組織分裂、社会問題化した事件と弾圧までの物語をひもときながら、日本人の精神と宗教観を浮かび上がらせた画期的な書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

島田 裕巳
1953年東京都生まれ。宗教学者、文筆家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授を経て、現在は東京大学先端科学技術研究センター特任研究員、中央大学法学部兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 215ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2007/11)
  • ISBN-10: 4344980603
  • ISBN-13: 978-4344980600
  • 発売日: 2007/11
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (61件のカスタマーレビュー)
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71 人中、61人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 客観的でバランスの良い入門書, 2007/12/6
By 
馬場伸一 (福岡県) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 日本の10大新宗教 (幻冬舎新書) (新書)
新宗教について偏らずに学ぶことは簡単ではない。
選挙や高校野球の際に名前があがる有名な教団についても、その実態について正確に知ることはけっこう大変である。
既成マスコミがほとんど取り上げないうえに、教団をめぐる言説が極端な賛美か過剰な罵倒に偏しやすいからだ。

本書は、日本の新宗教について客観的でバランスの取れたパースペクティブを提供してくれている。
主要な10の教団の紹介が、歴史的な展開を追う形でなされており、頭に入りやすい。
コンパクトでわかりやすく、かつ客観的である点で、本書は最良の入門書である。

さらに、各教団の信仰内容をきちんと分析して教団の特徴を描写しているところは、さすがに本職の宗教学者と感じた。
通り一遍でない、より深い理解を提供してくれるという意味では、入門書を超えていると言える。
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 時代を見るひとつの視点, 2008/2/26
レビュー対象商品: 日本の10大新宗教 (幻冬舎新書) (新書)
この目次を見た瞬間、読むのを決めた。

1.天理教
2.大本
3.生長の家
4.天照皇大神宮教と璽宇
5.立正佼成会と霊友会
6.創価学会
7.世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
8.PL教団
9.真如苑
10.GLA(ジー・エル・エー総合本部)

全くの無宗教と言える私にとっても、冷静に考えたら合理的とは思えないような神道に由来する作法や、仏教的な倫理観など、宗教的な文化は生活の中に根付いている。
新宗教というと、あまり良いイメージは持たれない。しかし、多くの人の心に刻まれ、広くひろがっている伝統的な宗教も、最初はもちろん新宗教になる。時代にあわせて次々と生まれてくる新宗教の中には、信仰のバランスを崩して理解されがたい活動につながることもあり、カルト的な印象を与える原因になっている。時代によっては、弾圧されることも多い。
しかし、戦前・戦後で時代が不安定な時、都市化の進行による生活環境の変化が顕著になった時、豊さを求めるとき、週末説が蔓延する(させる)とき。人々は心の拠り所を求め、時代のニーズにあった宗教が生まれる。

私の中で拠り所になるこれといった宗教は無いので自覚したことが無かったのだが、本書を読んでいると、いかに多くの「新宗教」と共存し、身近なところでその人々と関わっているのかがわかる。
その宗教に関わっている多くの人や、宗教行事について。
例えば、こんなこと。

・天理にラーメン食べに行って見上げたあの建物は何だったのか
・なぜ中学生の時の同級生が突然訪れてきて某学会の会長を絶賛するのか
・駅前で待ち合わせしてるときに手をかざして回っている人は何をやってるのか
・何故、人は心霊的カウンセリングにはまるのか
・PLの花火はなぜすごいのか

これまで調べようともしなかった。
良く考えたら不思議なのですが、この本を始めてやっとわかりました。

宗教を語るのはすごく難しいと思うのだが、本書では、全般に渡って極めて中立的に、言いようによってはすごくクールにとらえている。各宗教団体の活動の様子や時代背景などの描写も、的確でわかりやすい。
感情は一切上下せず、純粋に面白く読みました。

宗教の発祥やその背景を読み解くと、人々が何を求めているのか、何が足りないのかがはっきりわかります。
時代を見るひとつの視点を得た感じがします。
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66 人中、55人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 生まれ変わったかのような島田裕巳を見る, 2008/1/13
By 
辰己 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 日本の10大新宗教 (幻冬舎新書) (新書)
簡単に「宗教学」と言うが、実はこれほど困難な学問もないと思う。
たとえば神学ならキリスト教を勉強すればいいし、キリスト教の信者でもいい。
仏教学も同様だ。しかし「宗教学」は、どの宗教にも思い入れがあってはいけない。
オウムがテロを起こす前、島田氏はオウム擁護の立場だった。
そのためその後、世間から袋だたきに遭い、職を追われた。
私は島田氏をかばうものではないが、あの当時、
「すべての宗教は、最初は異端で新興宗教だった」と言ったことは記憶に残っている。
この言葉は島田氏のオリジナルではないのだが、
だからこそオウムにあのような「肩入れ」をしたのだと思う。

彼はその反省もあり、自己を総括した上で、新しい「島田裕巳」となっているように思う。
本書も、日本の新しい宗教を、かつてオウムを擁護した人とは思えない客観的な視点で分析している。
私の知人にも、本書で取り上げられる宗教の信者もいるし、
オーソドックスなカソリック信者もいる。だが、いったんその宗教を信じてしまうと、
容易に他の意見は聞かない。それこそが宗教の強味であり、怖さでもあるだろう。

単に日本の新宗教をさらりと総ざらえするのではなく、きちんと分析し、
宗教の持つ強味も怖さもふまえて書ききっている。
新書ではもったいないほどの中味の濃さだと思う。
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