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日本の食料戦略と商社
 
 

日本の食料戦略と商社 [単行本]

川島 博之
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

グローバル調達の時代、「食の安定供給」は商社が導く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

川島 博之
東京大学大学院農学生命科学研究科准教授。1953年東京都生まれ。1977年東京水産大学卒業、1983年東京大学大学院工学系研究科博士課程単位取得の上退学(工学博士)。東京大学生産技術研究所助手、農林水産省農業環境技術研究所主任研究官、ロンドン大学客員研究員などを経て、現職

美甘 哲秀
丸紅株式会社経済研究所副所長。1955年東京都生まれ。1979年一橋大学社会学部卒業、同年丸紅株式会社入社。1981年貿易研修センター出向。1989年日本経済研究センター出向。2003年丸紅米国会社ワシントン事務所長。2008年より現職。内外マクロ経済、資源問題の調査・分析を主要な業務とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 294ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2009/9/11)
  • ISBN-10: 4492780319
  • ISBN-13: 978-4492780312
  • 発売日: 2009/9/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 70,163位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Jupiter
形式:単行本
子供向けのドラマでも、不作と輸入途絶により日本中が飢えるという設定がなされることがある。また、そこまでいかなくても、1993年の米不作とタイ米の不味さ(=日本人あるいは日本料理に合わないこと)は多くの人の記憶に刻み込まれている。

食料自給率40%ということで、どちらかといえば悲観論が横行する食料(自給)問題に対して、世界の現状と安定的な食料輸入という観点から、それを打ち消している。

・人類が21世紀に世界規模の食料危機に見舞われる可能性はほぼゼロに近い。
・日本は21世紀においても世界から食料を輸入することができる。
・バイオ燃料は石油との競争力の観点から、将来的に食料との競合は起こりがたいとの見方もある。
などなど。

後半は、買占めや売り惜しみなどで何かと悪者にされることが多かった商社の紹介・宣伝ではあるが、悲観論のほうが受ける、あるいは注目される中において有用な一冊と言える。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本
要点以下の通り

○日本及び世界の人口の推移、必要摂取カロリー、栄養と疾患、農地、収量などいろんなデータが載っていて興味深い。
○日本人の摂取カロリーは、戦争中・戦後間もない頃を除けばあまり変わっていない。変わったのは食材、米が減って、動物性蛋白、油脂が増えた。
○地球全体が不作となることはあまりない。食料の輸出余力のある国が、適度に分散していれば、日本のように豊かな国は、食糧の買い付けが可能で食糧不足になるのはあまり考えられない。日本のように小麦やとうもろこし、大豆の生産性が低いところでそんなものを作っても市場で勝てない。
○かつて食糧不足が見込まれたとき、禁輸出政策が採られたがうまくいかず、今では禁輸出をやる国は少ない。
○世界の人口も鈍化しつつありいつまでも青天井で増え続けはしないし、一人当たりの消費量で見れば、先進国はもう飽食状態で増えない。
○食糧不足は、生産量不足よりも、流通、分配の問題が要素としては大きい。
○緑の革命で小麦、米、大豆などで収率がすごく上がった。尤も肥料、農薬、灌漑などで問題も出てきている。
○各商社の食料部門がどんなことをやっているかの紹介。
このレビューは参考になりましたか?
7 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
世界の食糧危機を警告する本が圧倒的に多いなかで、本書はそれに対する反論をベースに書かれています。というのも著者である「日本貿易会」は大手・専門商社からなる業界団体。その調達網を活かして日本の食を支えているという自負心もあるのでしょうが、商社の目線から食糧危機説を真っ向から否定しています。
その是非は読者によって分かれるところではありますが(私自身もそれほどの危機ではないと考えていますが、それでも本書のトーンは楽観的に過ぎるように感じられます)、本書の良さはその主張の是非ではなく、さまざまな論点を提示してくれているところにあると思います。
食料高騰の要因についてはオイルショック時との比較が分かりやすいですし、主要食料の需給予測や日本の農業、とりわけ自給率向上に向けた問題点など、駆け足ではありますが一通りの論点について状況が整理されていて頭を整理するのに役立ちます。
ちなみに最後に、商社が果たしている機能と大手各社の業容が紹介されています。
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