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日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉)
 
 

日本の食と農 危機の本質 (シリーズ 日本の〈現代〉) [単行本]

神門 善久
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

商品の説明

第28回(2006年) サントリー学芸賞・政治・経済部門受賞

出版社/著者からの内容紹介

▼食の安全・安心、都市と農村の交流、企業の農業参入、農村環境保護といったスローガンを声高に唱えながら、日本人は自身の食生活には驚くほど無頓着、なおかつ優良農地の転用・人為的損壊にも無関心。▼なぜ日本人は病理的矛盾から目をそむけるのか。真の処方箋は何か。斬新な角度から食と農を語る新しい現代史です

登録情報

  • 単行本: 320ページ
  • 出版社: NTT出版 (2006/6/24)
  • ISBN-10: 4757140991
  • ISBN-13: 978-4757140998
  • 発売日: 2006/6/24
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (19件のカスタマーレビュー)
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45 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書を、食品偽装、遺伝子組み換え食品、BSE、日本の自給率の低下
などの問題に関する行政批判の一類であると高を括って読み始めると
カウンターパンチを食らうことになる。なぜなら著者は、近年の食と
農をめぐる議論の問題の本質は、我々市民(農民および消費者)の怠
慢と無責任にあると断言しているからである。よって、殆どの人にと
って、本書を読み進めることは、自分が如何にお任せ民主主義に甘や
かされた日本社会の市民であったかということを是認させられ、具体
的行動を強いられるという苦痛を味わうことになるだろ。

本著の中盤ではJAの怪しさ、農地と政治、企業の農業参入に関する問題
が論じられているが、既得権益を握る側がいかに具合よく延命してきて
いるかということを非難するに留まらない。このような現状を作り出し
たのには市民の行政監視の責任放棄が原因でもあり、マスコミが取り上
げ、自分にも被害が及ぶと感じるや否や、行政を批判し、善良な市民面
をするのは卑怯(無意識であっても)だとまで言い切っている。これと
よく似た例として、高層マンション建設反対運動などがあげられる。高
層マンションの建設を抑えたいのであれば、普段から条例作りを進めて
おけばよく、それを怠っておいて、隣地に合法的に高層ビル建設計画が
持ち上がると環境悪化を理由に反対を訴えるといったものだ。その反対
運動に費やすエネルギーロスを考えてば、欧米に見習って、事前に合法
的にトラブルの種を摘み取っておくための市民参加の政治的土壌の培っ
ておくことも必要であろう。このような問題からだけを見ても、常日頃
から自分に関することには責任を持つことが重要であると感じる。

個人的に面白いと思ったのは、「結章」で述べられている、日本農業へ
の外国資本・外国労働力の導入という提案だ。農業の担い手が減ってい
る現状においては妥当な策に思えるし、本当の意味での食の安全・安心
を考えるよい機会になるかもしれない。

詰る所、本書は食と農の枠組みを通じて、市民の責任放棄という日本社
会の病理を糾弾し、キャッチアップを終えた日本社会のあり方に指針を
与える貴重な書である。自分の思考の枠を広げられたという意味でも大
いに読む価値があった。
このレビューは参考になりましたか?
52 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 著者は学会や著書の中で度々農業関係者(学者・研究者を含む)を批判している。この著書の中においても、批判を展開している。著者の批判の中身は、なぜ農業が衰退しているのに、関係者は危機感を持たないのか、なぜ農業の衰退を止めることができなかったのか、という自己反省を求めるものである。しかし、著者の本来意図している本質的議論に至る前に、残念ながら異端児扱いされ、疎まれる存在になっているのが、農業界(農業経済分野)の現状である。
 本書は農業関係者以外の一般の方にとっても、現在の農業界が抱えている矛盾を垣間見ることができる内容となっている。是非、農業の抱えている問題に触れていただきたい。
このレビューは参考になりましたか?
14 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
著者の主張は強く、ブレず一貫しています。よって高度な専門書ながら、農業分野に精通しない読者にも一通り読めます。
一人称の「私」も積極的に使われ読みやすい。
他方、「JAに関する考察」「農地と政治」などさすがに専門的。
農地転用の推移や農地流動化面積のマクロ的統計など、他で見ないデータが筆者の手によって算出されています。詳細な論理、提言もクリアで具体的。
読後、爽快感があふれる研究書だと思います。
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投稿日: 2009/5/26 投稿者: 農業大好きおじさん
日本農業の問題点を鋭く把握してる
私は仕事上、農業員会に出入りしているが、農家や農林省やJAが本来の農業に対する意欲をなくし、単なる不動産屋になり下がってる事実を現実として見ているが、著書はその現... 続きを読む
投稿日: 2009/5/3 投稿者: ai0610
読むべき本だと思います
内容は題名と違った印象(事前に勝手に思ってたのと違うという意味)だったのですが、読むにつれ読むべき本なのだと思えるようになりました。普段気にしてなかった事でも、私... 続きを読む
投稿日: 2009/4/17 投稿者: MrTAKE
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