日本における様々な問題(論点)について、多くの識者が語る本である。とてもボリュームが多く、全ての論点について読むことはできないが、気になる点について読むだけでも非常に勉強になる。
また、この本のいいところは1つの論点に対し、別の意見を持った識者を語らせているため、賛成論、反対論の意見を聞くことができる。例えば、夫婦別姓の問題にしろ、私自身はそんなもの必要ではないのでは?という意見ではあるが、夫婦別姓を擁護する意見を聞いてみると、「なるほど、へぇ」というところもある。
マスメディアはどちらかの意見に偏る傾向があるため、本当にそれが自分の意見なのかどうか、それはマスメディアに流されている意見ではないのか?という自分への問いかけや確認という意味で、この本で自分とは違う意見の識者の考えを聞くことで、やっぱり自分の思っていることの方が正しい、もしくは、単にマスメディアに流されている意見だった、といったことに気づけるのではないだろうか。