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日本の蒸気動車 上 (RM LIBRARY 103)
 
 

日本の蒸気動車 上 (RM LIBRARY 103) [単行本]

湯口 徹
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登録情報

  • 単行本: 45ページ
  • 出版社: ネコ・パブリッシング (2008/3/1)
  • ISBN-10: 477705229X
  • ISBN-13: 978-4777052295
  • 発売日: 2008/3/1
  • 商品の寸法: 25.4 x 17.8 x 0.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
 ガソリンやディーゼルの内燃式気動車が登場する前の時代にトライされた技術、それが蒸気動車。客車に蒸気機関を積込み自走できるようにしたものが蒸気動車だが、その代表的なものが当時の鉄道車両技師工藤兵治郎が欧米のアイディアを元に考案&量産した工藤式蒸気動車。その構造は、客車の妻板を観音開きのドアとし、その中にB型蒸気機関車をそのまま格納して自走可能としたもの。整備の時は動力部をそのまま取り外して蒸機と同様に整備できるというモジュール設計となっている。まるで鉄道模型のパワートラックのようだ。
 面白いのはあくまでも動力部は蒸機なので機関士と機関助士(カマ焚き)が必要なのだが、蒸機が前になる際は前に2人乗るが、後進時は後部運転席に機関士が乗務し、離れた機関部までワイヤーやロッドでスロットルやブレーキを遠隔操作したという。そして機関部に残されたカマ焚き君への指示は伝声管!?しかも室内を貫通するこの伝声管を吊革をぶら下げるのに有効利用していたというまさに日本人的工夫の数々。
 1台車にすべての動力システムを詰め込んで独立して取り外せるというこの発想は、もしかすると今後の技術進歩でメカの小型化が急速に進めば近い将来、気動台車や電動台車などとしてまた現れて来るかもしれない。そんな想像もかき立てる技術的に面白い本である。
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