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日本の英語教育 (岩波新書)
 
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日本の英語教育 (岩波新書) [新書]

山田 雄一郎
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

世界を覆う「英語の時代」の波に乗り遅れまいと、文科省主導の「英語が使える日本人」を目ざした英語教育改革が進んでいる。だが、「平易な会話」の重視や小学校への英語導入といった施策は、現実的な展望に基づいた「政策」の名に値するものなのだろうか。明治以来の日本人の英語・言語観に照らして、英語教育の根幹を問い直す。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

山田 雄一郎
1945年広島県生まれ。1973年広島大学大学院修士課程修了。シドニー大学、レディング大学で外国語教育学を学ぶ。専攻、言語政策、英語教育。広島修道大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 225ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2005/4/20)
  • ISBN-10: 4004309433
  • ISBN-13: 978-4004309437
  • 発売日: 2005/4/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By g-head
形式:新書
日本の英語教育と言うと何か教育史的なものを思い浮かべがちであるが、
この本はむしろ、これからの日本の英語教育がどのような政策のもとで
行われるべきか、あるいはどのような方法論を採用すべきか、といった
ことを講じるという性格のものである。著者はこれからの日本にとって
の英語の必要性を認めており、日本人が英語ができないのはそもそも
必要ないからである、という一種の開き直り的な姿勢は採っていない。
そして、英語の必要性を確信した上で彼は、現在の日本の英語教育が理念も
入念な政策も欠いた極めて『危うい』ものであり、漠然とした会話願望に
引きずられて迷走している感があるということを嘆き、義務教育としての
英語教育に相応しき根本思想として『英語教育を通して日本国民をどう育てる
か』という発想を中心に据えることの重要性を説くのである。本書の中にオリ
ジナリティに富んだアイデアを発見することは難しいが、全体を通して
非常に客観的な議論がなされており、偏りがないという点では安心して
読めるものである。

個人的な意見では、学習者の動機はあくまで実用的な
技能の向上に向けられるべきであるが、教師の側は同時にそのような
実践的な動機から行われる英語学習が学習者の知的能力や豊かな世界観の
養成にもつながるように工夫せねばならない、という著者の考えには大いに
賛同できるところがあった。また、第4章で著者が扱っている英語教師の
問題(教員養成の機構に潜む問題など)は、多くの人が意識しながらも
なかなか明確な形で論じられることのないテーマであるだけに、貴重な
議論ではなかろうかと思う。繰り返すが、全体を通して冷静な姿勢で
語られており、英語教育に携わる人はもちろん、英語教師になりたいと
思っている人や英語教育に関心のある学生などに読んでもらいたい一冊
である。(ただし、参考文献が巻末に明示されていないのは、
本書の性格から言って、相当に問題であると思う。)

このレビューは参考になりましたか?
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
私自身も最近の「コミュニケーション英語への信仰」や
「TOEICへの信仰」のような社会一般の反応に対しては、
漠然とした違和感を持っていました。

この本は、その違和感にきちんとした形を与えてくれました。

「英語との距離は、国ではなく、我々自身が決めるべきである」
もっともだと思います。

あなたは何故英語が必要だと思うのですか?
対策本のお陰でTOEICで730点取れたからって、
外国人とコミュニケーションできるようになったと言えますか?
このような「前提」である質問を自らに問い掛けてみる間もなく
英語に取り組まざるを得ない日本人は、逆に悲劇だと思います。

筆者は「理論」ではなく「気分」の世界の住人である大衆と、
その大衆の気分によって左右されている英語教育政策の問題を指摘します。
つまりここでは行政のまずさのみが問われているのではなく、
我々日本人ひとりひとりの「英語に対する意識」が問われているのです。

それをしっかりと受け止め、ますますグローバル化する世の中で
埋もれることなく、人生を豊かなものにしていきたいものです。

このレビューは参考になりましたか?
16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
正論です! 2005/8/24
By カスタマー
形式:新書|Amazonが確認した購入
私は某国立大学で第二外国語を教えている者です。近年の勤務先の英語教師たちの、TOEIC対策に傾斜した英語教育を苦々しく思っていましたが、この本を読んで溜飲が下がりました。世の中には、ちゃんと物を考えている英語教師もいるのだということを再認識し、安堵しました。しかし、著者のようなまっとうな、しかし地味な意見というのはなかなか俗受けしないでしょうから、しょせん少数意見にとどまってしまうのでしょうか。本書を読んで良識ある英語教師がひとりでも増えることを願ってやみません。
 なお、本書は叙述がやや単調で、平板です。たとえば、福澤諭吉が25歳のとき横浜を訪れ、自分の得意のオランダ語がまったく役に立たなくて愕然とする場面はいろんな人がいろんなところで引用しています。こういうエピソードを引用する際にはよほど切り口がおもしろくないと人目を引かないと思います。
 本書に述べられている正論が世間で認められて多数派になるためには、やはり読者をおもしろがらせたり、ハッとさせたりする工夫と言いましょうか、ある種のサービス精神も必要なのではないでしょうか。著者の次の本を楽しみにしています。
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投稿日: 6か月前 投稿者: アメリカ滞在30年
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投稿日: 2009/11/3 投稿者: pp-tang
英語を仕事で使える日本人を増やす為には?
 この本をベースに今後の英語教育はいかにあるべきか 活発なDiscussonが行われ社会政策づくりが進むことを期待します。... 続きを読む
投稿日: 2009/3/23 投稿者: BetterWorldPilot
歴史のレビューはいいが結論はいただけない
前半を読んだところで、さすがは岩波新書だと思った。わが国の英語教育の歴史や、英語教育論(教育論といえるなら)の歴史のレビューがきちんとしてある。英語教育が役に立た... 続きを読む
投稿日: 2008/3/19 投稿者: shibchin
無学な一般大衆向けの本
まったく内容のない本であり、こんな本が出たところで、日本の英語教育に何らのインパクトがあるとは思えない。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/22
内容にズレあり
「日本の英語教育」ということで期待して読み始めたが、最初の数十ページが世界における英語の現状説明に割かれており、拍子抜けであった。... 続きを読む
投稿日: 2005/6/1 投稿者: cofuku
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