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日本の聖地 (講談社学術文庫)
 
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日本の聖地 (講談社学術文庫) [文庫]

久保田 展弘
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

熊野・四国霊場・白山・出羽三山
日本の原風景を求め12の信仰の場をゆく
常世信仰の熊野、磨崖仏の国東半島、四国霊場、そして山岳信仰の白山・立山や修験道の出羽三山。わが国固有の風土と生命観が育んだ信仰の多様な形を追究するため、全国の聖地・霊場をつぶさに踏査。そこに見たものは、原始自然崇拝と渡来宗教が融合した姿と、それを希求した名もなき人々の信心だった。日本の宗教の原初の世界を探る聖地紀行。

内容(「BOOK」データベースより)

常世信仰の熊野、磨崖仏の国東半島、四国霊場、そして山岳信仰の白山・立山や修験道の出羽三山。わが国固有の風土と生命観が育んだ信仰の多様な形を追究するため、全国の聖地・霊場をつぶさに踏査。そこに見たものは、原始自然崇拝と渡来宗教が融合した姿と、それを希求した名もなき人々の信心だった―。日本の宗教の原初の世界を探る聖地紀行。

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/5/11)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061596586
  • ISBN-13: 978-4061596580
  • 発売日: 2004/5/11
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
山を中心とした日本人の聖なる場所についての本。とても読みやすく、また著者の思想と美学が熱くこめられた文章が楽しい。日本の豊かな自然をめぐる描写と仏教をはじめ宗教の言葉の記述がくるくると反転しながらあらわされていき、私たちの暮らしているこの国の歴史と現在の奥の深さがよく実感できるようになっている。

紀伊半島や四国の霊場の神秘性も、奈良や京都の寺社の歴史的な重厚さもそれぞれに素敵なのだが、やはり最大の読みどころは、比叡山の「千日回峰行」と出羽三山の「秋の峰入り」の解説だろう。「修行」という実践のただなかにおいて、宗教が人間と自然とをむすびつける輝かしい時空間のすごさがよく表現されている。

著者は、大峯山脈を道場とする奥駈け修行との対比において、以上の二つの修行の特異性と魅力を語る。奥駈けが、毎日異なる峰、異なる谷を歩くのに対して、この二つは「円環運動」としての側面が強い。山の中のあちこちで苦行を行いながら、しかし同じお堂に戻ってくるのである。だから、毎日おなじ自然界の生命活動をくりかえしくりえし体感し内面化していく回峰行により天台僧は「本覚思想」をからだで理解し、また羽黒の修験者は、多様な修行を経験しつつもいつも元のところに戻ってくることで、地獄と天界を行き来し、人間と仏が自分のなかで循環していくことの真実に気づく。

この円環のなかでこそ、人間と自然が一体となり、生と死がそこで同居し、人類の歴史が起源から現在まで再びくりかえされるのだ。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By recluse VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
なかなか読みにくかった作品でした。断続的に読んだせいでしょうか、どうも最後まで乗りきれなかったというのが正直な読後感でした。日本のいくつもの聖地で、原始自然崇拝と渡来宗教が融合した姿に日本の宗教を探るやり方はオーソドックスなアプローチです。
著者は数多くのフィールドワークを経て、仮説を立て、その仮説の証明をまたフィールドに探しに出かけています。このようなプロセスを経て得たられた基本的な「発見」を提示する文章は、該博な知識を自由自在にあやつり、独特の硬さを持っています。もう少し写真を多用した観光ガイド的な作品の方が、私のような素人には向いていたのかもしれません。もう一度、何かのきっかけで読んでみたいものです。
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