時間を見つけては歴史的な街並みのある地域を訪れています。それの種本として使用していますので、とても重宝しています。なかなか類書がありませんので、大切に眺めることにしましょう。
ここに掲載してある町並みは長年の風雪に耐え、激動の時代を経てきた建造物によって造られています。それらの存在自体が文化財級の価値がありますね。そこには昔から人々の営みがあったわけで、風土の厳しさや生活の厳しさを感じさせる物でもありました。
各地の町並みは実に味わいがあります。掲載されているかなりの場所は訪れたことがありますが、未踏の地域も結構あって、この美しい町並みの写真を眺めているとまたどこかへ出かけたくなるのが玉に傷でしょうか。
町並みを保存するためには、その価値を明確にして、行政と住民の二人三脚が必要になります。ここに収録してある美しい景色はまさしく絵になります。建物の外観の違いはまさしくその土地の文化と風習の違いによるものでしょう。
残すべき物が残らない時代です。保存と開発という狭間で古い営みの証しがどんどん消えていく時代でもあります。個人の力ではどうしようもありませんが、このように町並みを写真にして残し、出版するという活動もまた保存の大切さを世に知らしめるのに必要な働きだと思っています。