自分の部屋の照明器具が古臭かったので、変えようかなぁと思っていたところ、この本を手にとりました。
私自身、日本の家はまぶしすぎると感じておりました。幼いころ、外国人の住宅に遊びに行ったとき、部屋に温かみがあり、外人さんってしゃれているなぁと思ったものです。実は光の使い方が日本人と異なっていたのがその理由だったとは、この本を読んでから確信しました。
日本の高度成長によって明るくなった家は、経済の豊かさを象徴するものでしたが、もうこのようなまぶしすぎる明るさは必要ないのでは。著者の言う「NO LIGHT BUT GOOD LIGHT」はまさに今後の日本の照明シーンで重要なテーマです。光も量から質へパラダイムシフトを遂げる時だと思います。
本に掲載されていた多灯分散(ひとつの部屋に複数の照明器具を取り入れること)を今後の照明の参考にさせていただきたいと思います。
多灯分散のメリットは以下3つ。
'@目に優しい。適切な照度により、目が疲れにくくなる。
'A美的感覚がアップ。対象が美しく見える。
'B無駄な明かりはシェイプアップされ、経済的にも。
本書のはじめに、カラーでサハラ砂漠の月明かりの写真がのっていました。光の美しさを感じるには夜の暗さというコントラストがあってこそだと感じさせられました。
写真が数ページありましたが、光を扱うテーマだったので、もっと写真やイラストがあればなぁと思いました。
なので☆−1
東北の大地震を経て、節電が叫ばれる今だからこそ、照明に関する入門書としてとてもわかりやすいのでオススメです。