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日本の渚―失われゆく海辺の自然 (岩波新書)
 
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日本の渚―失われゆく海辺の自然 (岩波新書) [新書]

加藤 真
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 777 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

干潟・砂浜・サンゴ礁….日本列島を美しく縁どり豊かな自然をはぐくんできた渚が,いま急速に失われようとしている.北海道から琉球列島まで,全国各地の海岸をたずね歩いた生態学者が,かつて人々の心のうちに映じた渚の原風景を描きつつ,その生態系システムと機能,生物の多様性を説きあかし,渚の保護をしずかに語る.

内容(「BOOK」データベースより)

干潟・砂浜・サンゴ礁…。日本列島を美しくふちどり、豊かな自然をはぐくんできた渚が、いま急速に失われようとしている。北海道から琉球列島まで、全国各地の海岸をたずね歩いた生態学者が、かつて人々の心のうちに映じていた渚の原風景を描きつつ、その生態系と機能、生物多様性を説きあかし、渚の保護をよびかける。

登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1999/4/20)
  • ISBN-10: 4004306132
  • ISBN-13: 978-4004306139
  • 発売日: 1999/4/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.4 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By カスタマー
形式:新書
久しぶりに感動する理系の新書に巡り合えた。河口からマングローブ林やサンゴ礁まで、日本の渚の景観と生物の優れた総説であり、また先人たちと渚との関係の考証を交えた、現代の日本の海岸の荒廃に対する警鐘である。そしてこれらの内容が情感あふれる美しい文章で綴られている。

この本で知った日本の渚の現状は憂うべきものばかりで、ときに怒りさえ覚える。同時に、まだごくわずかに残っている美しい日本の渚と様々な生物に対して、それらが少しでも残って欲しいという著者への共感と、そういった生物に対する心和む愛着を感じた。読み進めながら様々な感情が交叉し、それだけに心に残る余韻は大きかった。
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By ポチR トップ50レビュアー
形式:新書
生まれ育った地域は海水浴に適さない寒冷地だったので、渚で遊ぶという経験はほとんどない私だが、それでもここ数年、旅先で訪れる海岸で、その心地よさを味わうことが多い。

この本は、他の方のレビューにもあるとおり、渚を6種類に分けて、それぞれの場所の生態系について語られている(本来は7種類だそうだが、磯は扱われていない)。内容は生物学的や地質学的視点だけではなく、万葉集や日本民俗学の観点からも書かれていて読みやすいが、生物学的な部分はかなり専門的だと思う。調べ物をしたいときの参考書としても重宝している。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 志村真幸 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
 渚とは海と陸が接する場所のことである。そういう特殊な環境のため、ほかでは見られない豊かな生態系が形成されることになる。しかし、それゆえに簡単に壊されてしまうことにもなる。人間の自然破壊がもっとも目に見える形であらわれる場ともなっているのである。

 本書には6種類の渚が取り上げられている。河口、干潟、藻場、砂浜、サンゴ礁、ヒルギ林(マングローブ林)の6つである。そして、それぞれに見られる生物と生態のバランスが語られる。多様な生物が互いに支え合うことで、渚の環境が成立していることが示されるのである。

 日本の現実の渚はものすごいスピードで失われつつある。農薬による汚染、リゾート開発による破壊など。本書では渚のもろさが強調されている。どうにかしなくてはいけないと感じさせられる一冊だった。
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