本書を読み、改めて日本は、本当に危険な場所に位置する島国なんだなということが分かりました。
ユーラシアプレート、北米プレート、フィリピンプレート、太平洋プレートという四つのプレートに囲まれた
いわば地震、津波常習被災国であるということです。今回の3.11で被災・お亡くなりになられた方も
含めて、過去にも数多くの地震・津波被害によって、数多くの方が亡くなっています。
もっとも危険とされる、ユーラシアプレートとフィリピンプレートの接点となる南海トラフは、
駿河〜伊予までの太平洋沿岸地帯を指しており、そこを震源とする巨大地震は100〜140年周期で生じており、
もはや次の南海トラフによる地震の発生は時間の問題だということです。
前々回周期で生じた、『宝永の大地震』は南海トラフを震源としており、
細別すると南海・東南海・東海の巨大地震がほぼ同時に生じた、超巨大3連続の地震だったでそうです。
数日後に発生した富士山の噴火、『宝永の大噴火』は、その連鎖地震の影響によるものだとありました。
今回の3.11では北米プレートと太平洋プレートによるものでしたが、これは約千年単位で生じている地震だったそうです。
ただ、こういう地勢的なリスクや被災経験があるのにもかかわらず、日本人の『意識』というのは今一つのようです。
誤った情報を信じたがゆえに、亡くなった方も過去にたくさんにらっしゃるようです。
「命を守りたい」と演説した迷首相がいましたが、そんな美辞麗句な抽象的な言葉よりも、
過去の被災経験を具体化し「生き残るため」の最善を日本人としてしっかりと学ぶべきなのではないかと思います。
南海トラフ地震の発生は、もう時間の問題です。本書を手に取り、一人でも多くの方が地震・津波によって
命を落とさないで欲しい。過去を正確に学び、それを心にとどめ、実践する。
それが歴史上日本において被災し、亡くなった方へのせめてもの手向けだと思います。