聖徳太子から小泉純一郎まで、日本の歴代権力者の解説がズラーーっと並べてある構成。
それぞれの解説は一ページ前後ぐらいで、素人でも面白く読めるためのエピソードをたくさん載せるには足りず、歴史に詳しい人でも満足できる内容を載せるにも足りない分量で少々中途半端かも
もちろん、歴代の権力者をコンパクトにまとめてあるのが本書のウリなのであろうし、歴史に詳しい人はわざわざこんな新書なんて読まないのだろうけど・・・
ところどころに挟んであるコラムは非常に面白い。
また、総括として「天皇はローマ法王である」という文章が載せられているが、これもまた面白い。
というわけで、個人的にはメインである権力者の解説よりも、コラムや総括の方が面白かった。
本書のように歴代の権力者を少ないページで説明する形式よりも、「まえがき」にあるようなそれぞれの日本の時代の権力の多重構造(例えば天皇と将軍と執権が同時に存在すること)を詳しく一冊かけて説明する内容の方が絶対面白いと思った。
私は著者の書く本が大好きなので、いつかそのような本を書いてくれることを勝手に期待。
とはいえデータブック的な扱いとすれば有用であるし、コラムや総括は非常に面白かったので五つ☆の価値はあると思う。