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日本の森はなぜ危機なのか―環境と経済の新林業レポート (平凡社新書)
 
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日本の森はなぜ危機なのか―環境と経済の新林業レポート (平凡社新書) [新書]

田中 淳夫
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

日経BP企画

日本の森はなぜ危機なのか 環境と経済の新林業レポート
林業の現状をレポートし、再生に向け提言する。一般的な林業の常識やいまの林業政策のすう勢に疑問を投げかける。「林業の危機は安い外材のせいではない」「間伐は必要ない」など、その内容は斬新。


(日経エコロジー 2002/06/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

伐って儲けて、育てて守る―。日本の森を元気にするために今、新たな林業が模索されている。育林、加工、流通の見直しから、都市と山村の新たなネットワークまで、ユニークな森づくりの試みに迫る。森を救うのは、人である!目からウロコの新・林業論。

登録情報

  • 新書: 199ページ
  • 出版社: 平凡社 (2002/03)
  • ISBN-10: 4582851339
  • ISBN-13: 978-4582851335
  • 発売日: 2002/03
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By wad
形式:新書
著者は林業を含む森林・自然環境などのテーマを専門とするフリーランスのジャーナリスト。著者のこれまでの著作(『「森を守れ」が森を殺す』など)と重なる部分が多い本書だが、記述がよく整理されているので、初めての人には本書をお勧めする。

日本の林業は「環境保護」や「国策」などの文脈で語られることが多いが、著者はそのような態度こそが日本の林業の衰退の原因なのであり、これを復活させるためには経済原理を導入する必要があると主張する。「持続的開発」といった言葉を使用する、市場原理重視論者の1人として位置付けることができる。フットワークが軽く、広範囲の取材を行っているので、林業にあまり関心がないが環境保護には関心があるという一般読者にとっては新しい発見が多いだろう。地方の「村おこし」などの活動に関わっている人も、著者の議論からいろいろな刺激を受けることができると思う。

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13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By itv
形式:新書
 あなたがもし、いささかたりとも環境問題に関心があったとしよう。日本の森林にとって何が問題かと問われてまず思い浮かべるとき、「下刈りなどの手入れをする人間が少なくなっているから森が荒れる」あるいは「木材の輸入自由化のせいで安い外材が流入し、国内の林業が立ち行かなくなっている」という有名な見解が浮かぶ方がいたら特に、本書の一読をお勧めしたい。
 一定の条件のもとで手入れなしに育成を行う林業(=コスト削減)、販売に念頭をおいた林業(外材の流入云々は単なる言い訳)という本書のトピックは極めて刺激的である。

 林業の問題は環境問題でもあるし、経済問題でもある。経済性の観点から(とはいえむき出しの市場原理主義というわけではない)林業の問題を余すところなく語った、文字通り目から鱗の好著といえる。

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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
「森林」の危機は、誰もが知っていることかもしれない。
しかし、どういう危機が起きているのか、明確に認識されていることは稀である。森林には、消失と劣化、という危機があり、地球上では消失の危機、国内では劣化の危機が起きている。

著者は、国内に焦点をあて、歴史的背景を説いた上で、日本の森育成は世界で最も成功した例であるとし、現在の危機は木材を売って製品を作るノウハウ不足、間伐・下刈りなど手間暇のかかる農業発想の育林による高コスト等、「林業」の衰退が大きな要因であると論じている。

 又、近年盛んに行われる森林ボランティアは、役立つどころか、林業従事者にとってははた迷惑なものになっているという。実は、殆んど役立っていないらしいのだ。都市生活者は伐採や下刈りなどではなく、森林保護に貢献できることは他にあるはずだ、と著者は考えている。
後半では、著者の様々な森林経営の為のアイデアが列挙され、非常に参考になる。

「森林」の危機を闇雲に訴えるものではなく、森林と人とのかかわりをトータルに捉えている視点が非常に良いと思う。

森林危機に心を痛めている方や森林ボランティア等に参加している方にはとても参考になると思います。

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