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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
生活景としての棚田を捉えて欲しかった,
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レビュー対象商品: 日本の棚田百選―米も風景もおいしい私たちの「文化遺産」 (Shotor Travel) (単行本)
日本全国旅して見ると、時に目を奪われるのが、斜面に折り重なるようにある棚田の風景。
春には水を張って空の色を映し、夏には青々と生命感を漲らせ、 秋には黄金色に彼岸花の赤を添えて、傾いた陽射しに美しく輝く。 四季折々、文字通り多彩な表情を見せる棚田の風景はどこか懐かしい。 それは僕ら日本人がはるか昔から受け継いできた生活のにおいがあるからに他ならない。 棚田100選が選定されたのは1999年。 100選といいつつ全国134ヶ所あり、本書ではそのすべてを紹介。 特に風景優れるものはカラーの見開きに、その他のものは地域ごとに小さくまとめられる。 127ページ、カラーと白黒ページが大体半々という構成で、風景写真を主とした内容である。 少々残念だったのは、棚田の歴史や灌漑様式、平地の水田との比較などの記事が少ないところ。 傾斜の利用できない平地の水田は灌漑が難しく、本格的な開発が行われたのは近世以降のことである。 自然傾斜を利用して水を導く棚田こそは、日本の稲作の原風景と言える。 棚田を見て素朴な懐かしさを感じるのは、その光景から自然と共生した営みを感じられるからではないだろうか。 そこにあるのは僕らの主食である米が作られる、古くから受け継がれた生活景である。 「旅先は山あいの桃源郷 棚田です」 本書の帯にある紹介文。非日常感を与える美辞麗句は、棚田に感ずる風情の本質を表現しているとは言い難いのでは。 観光としてレンズ越しに棚田を眺める。それもまた良いだろう。 けれど、日本人が長きに渡って受け継いできた生活景としての棚田を捉えられれば、その味わいはもっと深くなるのではないか。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
とにかく基本の一冊,
By 微風 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本の棚田百選―米も風景もおいしい私たちの「文化遺産」 (Shotor Travel) (単行本)
春、突然棚田を見に行きたい、と思い立ち、まずどの本を買えばいいのか迷いました。結局入門書とも言うべき本書を購入したわけですが、ポイントは日本の棚田百選がすべて載っていること、コンパクトサイズであることの2点でした。小さい本ながら写真も美しく「行ってみたい」心をくすぐります。
全国の棚田がわかり、県内にもけっこうあるということもわかったので、早速行くことに。 ところが現地へ行くための詳しい地図がない、これが一番のマイナスポイントです。本書では、3.4cmくらいのごく小さな地図と、○○駅から何分とか、○○パス停徒歩何分しか書いてありません。 ネットで調べて、村の人に聞いて何とかたどり着きましたが、なにせ山の中、道路に目標物も少なくカーナビもその周辺までしか表示しないため思ったよりも苦労しました。(ネットの地図もアバウト) 棚田を見に行きたい人のためには、そこへ行けるようなガイドブックも欲しいところです。 実際行った感想は、「本よりも素晴らしい」です。棚田へ行けば農家の人がいます。その話を聞いたり、田んぼの中を見ると本ではわからない部分が見えてきました。
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