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日本の戦争力 (新潮文庫)
 
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日本の戦争力 (新潮文庫) [文庫]

小川 和久 , 坂本 衛
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

いま話題の憲法改正、日米安保・在日米軍問題、北朝鮮問題、テロ対策などに対する日本の「戦争力」(外交力、政治力、軍事力を含めた意)を、国際政治・軍事アナリストの小川和久さんが、Q&A方式でわかりやすく解説する。つねに事実と数値データから客観的に分析する小川和久さんの解説には、テレビや新聞では語られない目からウロコの真実が盛りだくさん。これから最も重要になってくる日本の外交に対する問題が浮き彫りになってくる。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

自衛隊はアジアの脅威なのか?北朝鮮が保有する弾道ミサイルの危険性とは?日米安保条約の真の意義はどこにあるのか?わが国には戦争と平和を論ずるための知識が欠如している。軍事アナリストとして、政府・政党に提言を続けてきた小川和久が、あなたのさまざまな疑問に明快に答える。混迷の21世紀、日本は国際社会でどのような責務を負うべきなのか。その指針は本書にある。

登録情報

  • 文庫: 381ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/3/28)
  • ISBN-10: 4101372713
  • ISBN-13: 978-4101372716
  • 発売日: 2009/3/28
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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By 内田裕介 トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
マスコミでもおなじみの軍事評論家小川和久氏が、軍事的戦略面から説く日本外交論。

日本の自衛隊は5兆円を超える予算をもっており、実質的には世界でも有数の軍事大国だ、という認識が一般的だ。しかしながら、軍事力は予算や兵力ではない、大切なのは「構成」だと小川氏はいう。

実際、日本の自衛隊の兵力は非常にいびつで、潜水艦捜索力と掃海力、そして防空力だけが世界水準で、それ以外はまったく他国と戦争できるような力には達していないそうだ。たとえていえば、某消費者金融のCMのような、上半身だけマッチョで、下半身はひとりでたつこともできないほど弱い。そんな感じだそうだ。したがって、現在の自衛隊はどうがんばっても他国とことを構えるような能力はない、と断言する。

イラク戦争しかり、北朝鮮問題しかり、中国・韓国との靖国問題しかり、昨今の日本外交は近来にない難問に多数直面している。これら外交問題にものもうす評論は多いが、本書は、軍事力という諸外国にとっては当たり前、しかし日本外交においてはある種のタブーを前提において、これら諸問題を論じている。この視点が新鮮である。

ただし、小川氏は好戦派ではない。かといって厭戦派でもない。日本の平和主義を貫き通すには、諸外国と伍していけるだけのビジョンと論理が必要だ、という。そのためには情緒に流されることなく、まず事実を数字で正しく認識し、そこに立脚して論じるべきである、と。小川氏の主張の骨の太さに感じ入った。一読の価値はある。
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12 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
新鮮だな、と思ったのが「戦力投射能力」(Power Projection)という概念。仮に朝鮮半島を自衛隊が攻めるとすれば、1)100万人程度の陸軍を上陸させることが必要2)そのためには空母と3000機程度の航空機によって制空権をとることが必要3)しかし、そのために必要なAWACS(空中警戒管制機)が数十機、空中給油機も100機程度が必要だが、航空自衛隊が所有しているのはそれぞれ4機程度だし空母などはない、つまり敵国に戦力を投射できる能力はない、ということなんです。つまり、憲法九条を改正したいようなヒトたちは《自衛隊が、まさに憲法9条を絵にかいたような構造の軍事力であることを知らないのです》(p.58)というあたりは痛快。

 では、自衛隊は世界的にどの部分で優れているのか。それは海上自衛隊の対潜水艦戦能力と掃海能力。なぜか。米軍が自衛隊に対して、世界戦略の中で補完されるべき能力として必要だから。しかし、別に、それは自衛隊だけではなく、例えばドイツ軍は冷戦当時、東欧諸国に対抗するために戦車を中心として世界水準の陸軍だけは整備されました。《結局、日本やドイツの軍事力は、アメリカが望む部分だけは世界最高水準で整備されましたが、一人立ちができない構造》(p.51)というわけです。しかし《アメリカの同盟国のうち、アメリカと軍事的に対等だった国など存在しません。軍事面から見れば全同盟軍がアメリカのリーダーシップのもとにあり、すべてが片務条約であり、すべてが非対照的な同盟》(p.97)なのですから、それは現実として受けいれざるを得ない、と。
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15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
先日読んだ「大地の咆哮」(杉本信行・PHP研究所)に「日本の戦争力」という本の評価があったので購入してみた。日本の安全保障に関しての各課題を軍事評論家の小川和久が対話形式で答えていく構成。聞き手は坂本衛。聞いたことない人物と思っていたら毎月読んでいる放送専門誌「GALAC」の編集長だった。

 戦後警察予備隊から出発した自衛隊は、アメリカも含む時の権力、政府によって都合のいいように解釈され継子扱いされてきた。それは日本国憲法第9条との向き合いの歴史といってもよいであろう。その政治家、官僚、マスコミ、評論家が曖昧にしてしまった「自衛隊」の解釈を著者は専門の自衛隊の軍事データから鮮やかに定義する。

 著者の小川氏は軍事評論家だといまだに思っていたが、その視点は既に安全保障のプロといってよいであろう。日米安保の解釈などはまさに「目からウロコ」。この本の全体評価としては日本の安全保障政策に関する指南書となっている。読後は「日本の戦争力」というタイトルでは物足りない。「自衛隊のイラク派遣の意義」、「北朝鮮の戦争力」等旬の話題も豊富。
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投稿日: 2009/6/25 投稿者: 猫だるま
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投稿日: 2009/5/2 投稿者: ご隠居
示唆にとんだ内容
すべてに同意できる訳ではありませんが、戦力としての自衛隊に外交・法律を絡めて、情緒的な平和論を戒めています。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/29 投稿者: vatmideo
示唆に富んだ本
 アスコムから2005年12月に刊行された単行本を改訂して、2009年4月に文庫化したもの(しっかりと最新の状況に修正されている)。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/5 投稿者: mfhty
武装中立国を謳うなら、必ず知っておくべきこと
われわれ国民は納めた税金の使い道を監視する義務がある。防衛費編。

敗戦後の日本が憲法9条を持たされた影響で、わが自衛隊の構成は... 続きを読む
投稿日: 2008/2/7 投稿者: 日本の正道
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