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日本の大転換 (集英社新書)
 
 

日本の大転換 (集英社新書) [新書]

中沢 新一
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

これからの日本の目指すべき道を示す
大地震と津波、原発事故により、日本は根底からの転換を遂げねばならないことが明らかになった。原子力=一神教的テクノロジーから「エネルゴロジー」という新概念へ。これからの日本と世界のありかたを示す。

内容(「BOOK」データベースより)

大地震と津波、そして原発の事故により、日本は根底からの転換をとげていかなければいけないことが明らかになった。元通りの世界に「復旧」させることなどはもはや出来ない。未知の領域に踏み出してしまった我々は、これからどのような発想の転換によってこの事態に対処し、「復興」に向けて歩んでいくべきなのか。原子力という生態圏外的テクノロジーからの離脱と、「エネルゴロジー」という新しい概念を考えることで、これからの日本、そしてさらには世界の目指すべき道を指し示す。

登録情報

  • 新書: 160ページ
  • 出版社: 集英社 (2011/8/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087206068
  • ISBN-13: 978-4087206067
  • 発売日: 2011/8/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (20件のカスタマーレビュー)
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96 人中、74人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By デルスー VINE™ メンバー
「エネルゴロジー」「キアスムの構造」「リムランド文明」・・
相変わらず新しげなコピーを作り出して(あるいはどこかから
都合良く取って来て)、実は単純な話を、さも複雑で中身ありげに
見せかける才能だけは、見事なものだと思う。

本書の目立った特徴として、「構造が似ている」だけの現象が、
いつの間にか「まったく同じ構造を持つ」ことにすり替えられて
しまうことが挙げられる。一神教、資本主義、原子力発電の間に、
強い類似性が見られるのは確かだとしても、同時に存在するはずの
差異についてはほとんど触れられないまま、それらをひたすら
「類推=アナロジー」でつなぎ合わせることだけで叙述が展開して
いくので、華麗なレトリックがかえって逆効果を生み出しており、
どこか根本的に胡散臭いという印象を拭い切れないのだ。

ちなみにこの書き方は意識的なもののはずで、本書pp.91-92では、
「人間の心はアナロジーの機構によってつくられている。(中略)
矛盾のない、明確な概念だけを組み合わせて、私たちは思考していない。
具体性の世界はインターフェイス構造を働かせながら、つくりだされている。」
と述べられているが、この言い方には問題が2点あると思う。

ひとつは、これは本質的に「ブリコラージュ」の思考法であり、
中沢自身が内田樹との対談で、「日本人はブリコラージュで原発事故に
対応しようとしたがうまく行かなかった」と、やや揶揄的に述べていること。

もうひとつは、本書が公共圏での議論を目的として書かれている以上、
まずはやはり明確な概念だけを組み合わせた言説を提出すべきであり、
用語の定義も曖昧なままいきなり跳んでしまう中沢のやり方は、明白な
ルール違反だと思われること。(あらかじめ逃げ道を残しているようにも見える。)

それ以外では、以下のような点も気になった。

仏教についての思想的掘り下げがほとんどなされないまま、
・一神教の超越的原理を否定して、「中庸」を重んじる。
・どこの世界でも神道のような自然宗教と折り合いがいい。
という2点だけから、来るべきエネルギー技術に対応する叡智である、
と唐突に持ち上げられていること(pp.66-67)。近年の中沢の著作では、
仏教の歴史性がほとんど無視されているが、そのような仏教は、
中沢にとっての「統整的理念」としてしか存在しないように思われる。

日本文明について、「このリムランド型の文明は、グローバル経済や
原子力発電とは、もともとが異質な本性を持っていたのである」(p.97)
とされるが、資本主義が誕生した北西ヨーロッパもまた、地政学的には
リムランドにあたるはずで、そのことを一切無視したまま「日本の進む
べき道」を提示されても、残念ながら納得するのは難しい。
このレビューは参考になりましたか?
30 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Kana
資本主義が一神教にむすびつけられるのは普通のことだが,原発つまり核分裂によるエネルギーを核融合によるそれ,つまり太陽と同列において,一神教にむすびつけていくところは 「宗教学者」 ならではだろう. 原発にかわる第 8 次 (エネルギー) 革命が同時に一神教的な経済つまり資本主義をのりこえることにもつながるという. ひとつのかんがえかたとして理解することはできるが,妥当性があるかどうかはうたがわしい. この本は新書としてもうすいが,それは雑誌の連載を本にしたからというだけでなくて,きちんとした論理をあたえられない,よわさをあらわしているともいえるのではないだろうか.
このレビューは参考になりましたか?
42 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
相変わらず口先が上手く読んでいて一種の感動も感じることは確かだ。
しかし、「哲学」や文明論で、原発を論ずる。結果、神道と仏教のシンクレティズムに回帰を呼びかける。ありがちだ。
それで上手くいくなら、どんなに簡単か。自分の生き方を変えれば世界はバランスを取り戻すとでもいうのか。
確かに、SFマンガで登場人物がこういうことを言いそうだな、という点を目ざとく先取りしているという意味では、文学的にはよろしいのでしょう。そこだけは凄いと思うので3点をつけました。
法的責任をとらせる、制度を作る、あらゆる技術を動員する、そのための組織を作る、大学教育を抜本的に改革し工学を進歩させる、と目の前の課題をこなすだけでもやることはたくさんあるはずです。
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日本の文明を根底から転換する
... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 池上閑人
タイトルほどの中身はない
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投稿日: 3か月前 投稿者: K
よーく考えると、大事な本
贈与を導入した、新しい経済学の本、なのだと思う。
贈与って、貨幣が発明される前からあるものだし。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 天使のくま
キーワードは「贈与」を取り込むということなんだろうなあ。
人類の歴史を通史し、現在を第八エネルギー革命と位置づける。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: hto
この著者はまず恥辱とは何かということをオウムの犠牲者の前で自問すべき
まず「本書の背景」を述べ、つぎに本書の内容に触れる。

(本書の背景)

1... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: クレオ・シュライベン
やや漠然とした話
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投稿日: 8か月前 投稿者: mikikouj
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投稿日: 9か月前 投稿者: tnlabo
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