安易磯の地名の由来を、朝鮮語やアイヌ語に求めず、地形や、そこに住んできた人々を
丹念に調査して書かれた、斬新な地名研究である。
私には、その真偽を判断する能力はないが、読んでいてその地名に思いをはせることのできる
優れた読み物になっている。
私のふるさと山形からは難読地名でもある「左沢(あてらざわ)」が取り上げられていた。
ここは、最上川河岸に位置する中世からの城下町である。さて由来は……
ドキッとしたのは富山県南砺市にある「人喰谷(ひとくいだに)」である。山中にあり人を食うものとは、
なるほど思ったが、僕には盲点だった。
ふるさと山形の地名でまだ教えてほしいところがある。
天童市久野本(くのもと)、寒河江(さがえ)市、天童市じゃがらもがら。
著者の更なる研究に期待します。