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日本の公安警察 (講談社現代新書)
 
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日本の公安警察 (講談社現代新書) (新書)

青木 理 (著)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?
監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?
誰にも書けなかった“治安活動”の真実!

公安警察の暗部──東京・中野のJR中野駅にほど近い一角。コンサート会場や結婚式場として有名な中野サンプラザの裏手あたりに広大な敷地を有する警察大学校がある。この敷地内にかつて、古びた木造の建物があった。入り口には縦長の看板。黒い字で「さくら寮」と記されていた。こここそが戦後間もなくから日本の公安警察に存在する秘密部隊の本拠地だった。その組織は「四係」と呼ばれていた。地方分権を建て前としながら、中央集権的な機構を持つ公安警察の中枢として全国の公安警察官の活動を指揮・管理する裏組織。いつしか警察内や関係者の間では「サクラ」の隠語を冠されて呼称されるようになる。……戦後公安警察の暗部を辿っていくと、糸は全てが中野へと収斂されていく。「サクラ」とはいったい何をなしてきた組織なのか。──本書より



内容(「BOOK」データベースより)

オウム・革マル派との“隠された戦い”とは?監視・尾行・盗聴・スパイ養成の実践法は?誰にも書けなかった“治安活動”の真実。

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5つ星のうち 4.0 鈴木邦夫『公安警察の手口』(ちくま新書)とともに。, 2008/12/8
By 小僧 (東京都小平市) - レビューをすべて見る
鈴木邦夫『公安警察の手口』(ちくま新書)が新右翼活動家としての経験から公安を論じているのに対し、本書はジャーナリストの立場からヴェールに隠れた日本の公安警察の歴史と活動を描き出す。公安警察の全貌、戦前の特高の伝統を受け継いだ戦後の公安警察の歴史、公安の捜査の手法、革マルやオウムとの激しい戦いなど本書の衝撃的な内容には驚かされるばかりだ。

個人的に興味深かったのは第二章「特高から公安へ」である。戦前の中央集権的警察機構に対する反省から自治体警察を標榜するようになった戦後日本の警察組織。だが、そのような建前とは裏腹に日本の警察は警察庁を頂点とし全国の都道府県警を配下に置く中央集権的機構となっていった。自治体警察という建前はいかに換骨奪胎されていったのか?その過程を描く本書からは旧内務省・特高から戦後警察への「連続」が浮かびあがってくる。日本の公安警察論としてのみならず戦後史の一側面を描いた書としても興味深い一冊だ。
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11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 私のような公安初心者(?)には、とても価値の高い本だと思います, 2008/1/25
By モワノンプリュ (Japan) - レビューをすべて見る
(TOP 100 REVIEWER)   
 公安関連の本は初めてなので、類書に比して云々は判断できない。しかも00年1月刊行だから、内容が古くなっている恐れもある。例えば07年6月に元公安調査庁長官の緒方重威が朝鮮総聯絡みの詐欺容疑で逮捕されたことは特筆すべきスキャンダルだろうが、その分析は当然ない。また99年11月に菅直人の不倫騒動があって、Nシステム情報のリークも噂されたが、これは間に合わなかったか?
 で、著者に興味を持ってちょっと調べてみると、かなりの熱血漢ぶりが伺える。
 著者は共同通信在籍中の97年〜98年、韓国に語学留学しているが、97年といえば金大中が復活した韓国大統領選の年。また02年からは共同通信ソウル特派員となるが、これも大統領選の年で、盧武鉉の逆転勝利という結果に終わった。つまり著者は韓国における「左」陣営の劇的勝利を2度までも間近に目撃しており、多分これは偶然ではない。
 ちなみに06年6月、著者は韓国発の市民参加型ニュースウェブサイトOhmyNewsの日本版設立に参加するために共同通信を退社するが、これは02年の韓国大統領選の帰趨に大きく影響したと噂されたサイト。韓国での記憶が背中を押したのかも知れない。著者はここで金大中インタビューも発表しており、その辺りに思い入れの深さも感じられる。
 ただ冷静に考えて「市民的理性」でネット社会を馴致しようとするのは「理想主義的」に過ぎるワケで、実際、日本版は当初からさまざまなトラブルに見舞われたし、本家・韓国でも一時の輝きは失せたのではないか。著者も現在はどうやらフリーとなり、OhmyNewsとはゆるやかな協力関係を結ぶに留まっている様子だ。
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14 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 分厚いベールの内側をのぞいてみましょう, 2007/5/3
By のいのい (東京都) - レビューをすべて見る
(TOP 1000 REVIEWER)   
監視・尾行・盗聴・スパイ。
安保闘争・日本赤軍・革マル派・オウム真理教。

本書に書かれていることは、ほとんどの人にとって初耳で衝撃的な事実ばかりだと思います。
とにかく驚きと(ある種の)恐怖に満ちた一冊と言えるでしょう。

本書の著者は、元ジャーナリストで警視庁警備・公安担当記者として取材活動に携わった経験を持つ方なので、比較的客観的な立場で冷静に筆が進められています。
また公安警察の組織構成、歴史、工作手法、具体的な事件例、などなど情報がたっぷりつまった本なので、とりあえずはこれ一冊読んでおけば、公安警察のおおよその全体像をつかむことができます。

一度は読んでおきたい本ですね。

ただしあとがきで「巨像の背中を撫でただけに過ぎない」と述べてあるとおり、「公安警察」という闇はまだまだ圧倒的に深いようです。
興味のある方は本書を踏み台にして、さらに専門的な本や情報源にあたってみましょう。
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