骨のある新書。
さすが岩波と言いたい気持ちです。
日本の中世を分かりやすく解説した歴史エッセイという触れ込みを信じましたが、
とんでもない。
本格的な歴史書です。
史跡の構造的な現地解説と史的背景の解説が重層的。
熊野古道、平等院、鶴岡八幡宮、浅草寺の観音様など、
面白い題材が沢山。
当時の天皇、武士などの権力、宗教、風俗などがみっしりと綴られています。
南北辺境の地の様子もカバーしています。
そこは新書的。面白いです。
地方地方に権力が成立し、
各地が交流しながら、
民衆の風俗も変遷していく、
そういう時期が中世だと。。。
日本の中世というのが、
何だかわかったような気分にさせてくれる1冊です。