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最も参考になったカスタマーレビュー
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
あまりに表層的,
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レビュー対象商品: 日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか (幻冬舎ルネッサンス新書) (新書)
オークションの舞台裏についての書籍はいくつかあるが、ワインのみに対象を絞ったものは本書が初めてではないか。オークション会社に勤務するスペシャリストの著作ということで、ワインに関する新たな視点(特に流通面での)を提供してくれるのではと期待したが、この期待はものの見事に裏切られた。タイトルに惹かれて本書を手に取った読み手が期待するのは、ワインが美味しくないのは、「状態に問題がある」とか、「ワイングラスが適切でない」といった至極当然のことではない筈だ。「キャップシールをはがすと日本人には売れない」等、それなりに興味深い記述も一部にはあるのだが。。。ワインについての記述には首を傾げたくなる部分が多々ある。個人的に最も気になったのは、ヴィンテージに対する理解があまりに表層的な点である。著者は「オフヴィンテージのワインの味が劣るという事実に変わりはありません」と断言するが、グッドヴィンテージとオフヴィンテージの差は葡萄の、ワインのキャラクターの違いであって、単純に「グッドヴィンテージ=美味しい」、「オフヴィンテージ=不味い」というものではないと思う。グッドヴィンテージの方が果実味、酸、タンニンというワインの味の構成要素が豊富になりやすいのは確かだが、誰しもが凝縮感溢れるパワフルなワインが好きというわけではないだろう。タンニンと果実味が不足したがゆえに、かえって酸のエレガントさが強調されるといったケースはいくらでもある(特にタイトルになっているロマネコンティの産地であるブルゴーニュでは)。また、一言にオフヴィンテージと言っても、春先に天候不順でブドウが十分に熟さないケースと、ブドウはよく熟したが収穫期に雨に降られたケースでは、ワインのキャラクターは全く異なったものになる(著者は、いずれにしてもオフヴィンテージなので味が劣ることに変わりはないということで片付けるのかもしれないが)。良い作り手は、困難なオフヴィンテージにこそ、選果を厳密に行い、技術と経験の粋を尽くしてより良いワインを作ろうと努力する。また良いソムリエは、オフヴィンテージのワインの飲み頃を的確に捉え、その魅力を伝えてくれる。著者はこうした努力をどう捉えているのであろうか。こうした努力こそ、ワインの奥深さを伝える専門家の仕事だと思うのだが。。極端な話、ワインを一度も飲んだことがない人でも「グッドヴィンテージのプレミアムワインは美味しい」とは言えるだろう。本書におけるワインに関する記述は総じてこのレベルにとどまっており、「ワインの素晴らしさ少しでも多くの人に伝える(「おわりに」より)」ことが出来るとは到底思われない。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
ウソや矛盾があまりに目に付く。。。,
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レビュー対象商品: 日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか (幻冬舎ルネッサンス新書) (新書)
私が気になったのは、この本においてかなりのページ数が割かれ書かれている著者の経歴に関する記述やエピソードが事実とは大きく異なり矛盾している点についてです。まずクリスティーズに入る前の経歴として書かれている“マイケル・ジョーダンと知り合いになってジョーダン本人とグッズの専売契約を結び成功していたが、シャトーペトリュスとの出会いをきっかけにそれらを投げうってワインの道に進んだ”云々。。。のエピソードは全くのウソと思われます。 以前私が著者本人から聞いた話では、アメリカで安く仕入れたブランド品? なんかを日本に持って行って高く売るようなことをやっていて、その中に当時日本で爆発的に売れたナイキのエアジョーダンというスニーカーが あったとかなかったとか、そういう話でした。 ちゃんとした業者さんなら正規の輸出入手続きをして商品を日本に送るのですが、関税を逃れるためにスーツケースに詰め込んで著者自らが日本に運んでいたそうです。何年かそんなことを続けた結果、ある日ついに名古屋空港の税関で捕まり、多額の罰金を払わされたことに懲りてやめたと聞きました。 あり得ない話ですが、仮に著者が当時ナイキのエアジョーダンを日本に独占輸出販売していたのであれば、契約はナイキ社と結ぶはずであり、ジョーダン本人であるわけがありません。それ以外のグッズの輸出にしても、ジョーダンのような有名スポーツ選手が自分のグッズの販売契約などに関わることはアメリカではまず考えられません。しかもジョーダンは当時、現役のプロ選手でした。スポンサー契約やエージェントの存在などを考えれば、そんなことは“不可能”です。 常識で考えればわかるウソです。 気になったので事実関係を調査してみたところ、更に多くの矛盾点が見つかりました。 ブログやいくつかの雑誌などにも同じようなエピソードが経歴として紹介されているのですが、媒体によって話が食い違っていたり、記述に一貫性が見られません。例えばこの本が出版される随分前からインターネットで公開されている“NYサクセスストーリー ワインスペシャリスト渡辺順子さん”によると、上述のマイケル・ジョーダンに関するエピソードについては、“ナイキシューズの個人輸出”となっています。ジョーダンと“知り合い”であったことも“契約”してたことも一言も書いてありませんが、一体いつからそんな話に変わったのでしょう? また、著者は2000年に“ワインを一から学ぶため”半年間フランスに留学したとのことですが、本人編集のウィキぺディアによると、1996年にアメリカソムリエ協会のソムリエに認定され、1998年にはメンバー制レストラン(どこの店かはわかりませんが。。。)でソムリエとして勤務したとなっています。留学する4年も前に既にソムリエ認定を受け、ソムリエとしての勤務経験があったのであれば、留学した時には既にかなりのワイン知識があったものと思われますが、このことに関しては本書にも他の媒体で公開されている記事にも全く書かれていません。 事実関係確認の為、アメリカソムリエ協会に問い合わせてみたところ1996年及び前後年にソムリエ認定試験に合格した人のリストに著者の名前はありませんでした。 そもそもフランスやドイツに語学以外の専門留学をするには、現地の言葉が理解できないと入学許可は下りないはずですし、当然ヴィザも下りないはずですが、何年もアメリカに住んでいて英語も満足に出来ない著者が、半年間という短期間にフランス語をいきなりマスターし、ワインの専門知識を習得し、資格を取得するなんて、本当に出来たのでしょうか? ちなみに著者は本書が出版された2010年時点でもフランス語は「全く」出来なかったとのことです(複数の関係者に確認済)。 また、ウィキぺディアでは 自らを“ニューヨーク出身のワインスペシャリスト、オークショニア”と紹介していますが、クリスティーズに確認したところ、著者はオークショニアのライセンスは持っていません。これは医師免許を持ってない人が自分は医者だと言っているようなもので、ライセンスを持っていない人が“オークショニアである”と名乗ることは違法だそうです。オークション会社に勤めていたのにご存知なかったのでしょうか? 更に1994年に日本航空NY支店勤務とありますが、日航NY支店に問い合わせたところ、後にも先にも著者が日航に在籍した記録はないそうです。 キャリアのマイナスになる経歴を隠したり、多少誇張した履歴書を書くというのはよくある事かも知れませんが、自分の売名のために何の関係もない有名人の名前を使ったウソのエピソードを公表したり、持っていない資格を持っていると言ったり、勤めていない会社に勤めていたと言ったりするのはどうでしょう。。。 多くの読者は著者の経歴やそこから想像できる人物像を“信用”して本を購入するわけですから、その部分に“ウソ”を書くというのは、読者をあまりにも馬鹿にしている と言わざるをえません。
7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
プロが書いたものとはとても思えない・・・,
By アマゾン花子 (ニューヨーク市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 日本のロマネ・コンティはなぜまずいのか (幻冬舎ルネッサンス新書) (新書)
とにかく「薄い」本です。ページ数の少なさだけでなく、内容も素人がどこかで聞きかじった程度のモノで、正しい知識を持ったプロが書いたものとはとても思えない・・・というのが率直な感想。勿論、オークションに馴染みのない人やワインの知識が全く無い人たちには多少参考になる部分もあるでしょうが、書かれていることの中には明らかに間違った知識も含まれていて、例を挙げれば、グリーン・ハーベストの意味を全く理解していないと思われる記述があったり、ドミニク・ロランがなぜかシャブリを代表する生産者として挙げられていたりと、ある程度ワインの知識がある人が見たら「えっ?」と思うであろう、驚くほど低レベルの知識不足が目立つ。僅か百数十ページの本でこの無知さはあまりにお粗末としか言いようがない。カリフォルニア・カルトやスーパー・タスカンについての説明に関しては全く目新しいものは無く、既に多くのワイン関連書籍などに書かれていることをそのまま持ってきただけ。で、肝心の「日本のロマネコンティがなぜまずいのか」に対する著者の説明は「グラス」「保存」「偽物」に要約されるのみ。また、文中にはいわゆる「パーカー・ポイント」の引用が多く、その評価でワインの「価値」が決まるとでも言い切るような表現にもかなりの違和感を覚える。確かにパーカーは大きな影響力を持つワイン評論家ではあるが、パーカーのつけた「点数」を受け売りしたり、それが市場全体の絶対的評価だと見なしているようなところに著者のワイン知識の乏しさやワインに対する「愛」の無さが現れているような気がする。著者はプレミアムワインに対して日本では正しい理解がされていないと主張しているが、そういうあなたはどうなんですか?と聞きたくなるのは私だけではないだろう。結局この本を読み終えた後、私の頭に残った2つの大きな疑問は「この程度の知識の人でもクリスティーズのワインスペシャリストが勤まるのだろうか?」ということと、「本のタイトルと内容の繋がりはどこにあったのか?」ということだったが、前者に関しては、著者は2008年12月時点でNYクリスティーズから戦力外通告を受け「スペシャリスト」から「ジュニアスペシャリスト(アシスタント)」に降格された後2009年1月に解雇されている事実から、著者のクリスティーズでの最終職席はワインスペシャリストではないことがわかっているし、後者については、先日ここのレビューで他の方が著者の経歴詐称について指摘されているのを拝見し、「なるほど」と妙に納得してしまった。 ロマネコンティは本を売るための単なる客寄せパンダで、内容との繋がりは殆どない。マイケル・ジョーダン、ソムリエ認定、フランス留学など、著者が経歴に「聞こえのいい」嘘のキーワードを並べたのと同じだな・・・と。
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