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8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
身近であり縁遠い存在,
By
レビュー対象商品: 日本のムスリム社会 (ちくま新書) (新書)
題名の通り日本在住のムスリムについて扱った書である。日本のモスクの所在から筆を起こし、モスクを立ち上げた人々へ感心が赴く。その大半は日本に居住する外国人ムスリムの有志が建造したものである。 そして次第にイスラム研究者である著者の関心は日本に居住するムスリム自身へと向かってゆく。後書きで触れているとおり、イスラム研究者である著者ですら日本に居住するムスリムの現状をほとんど知らなかったのである。身近に住んでいても縁遠いムスリム。 そのようなムスリムの生活の実態は非常に興味深い。 ムスリムの問題は純粋に宗教上の問題に留まらず、食生活を代表する日常生活の問題となっている。さらに進んで日本人と結婚したムスリムにっては2世ムスリムの教育問題や死後の処理問題もすでに現実化している。また出身国による様々な差異も非常に興味深い。 自分とは無縁と思っていた問題が実は非常に近いところに存在していることを教えてくれる好著である。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
身近なムスリム生活を知る,
By カスタマー
レビュー対象商品: 日本のムスリム社会 (ちくま新書) (新書)
日本におけるムスリムに関する研究論文で、ムスリムたちがやってきた国や数等をデーターを上げながら解説する一方、彼らの日本での宗教生活などを著者の現地調査を元に書かれている。彼らのモスクの経営や彼ら自身の生計の立て方等外から見ているだけでは分からない、私たちの身近にいるムスリムたちのことがよく分かる。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
バブル崩壊後の共存社会を考える,
By
レビュー対象商品: 日本のムスリム社会 (ちくま新書) (新書)
バブルの頃は東京周辺で多く見かけたイラン人。上野公園とかでタムロしてました。最近はどうしてるのかと思ったら、多くは母国で日本にいた頃を懐かしんでいる一方で、日本で3Kといわれる仕事に従事してたことをひた隠すケースも少なくないとのこと。彼らはおしなべて高学歴だそうで。思えば、ちょっと前まで都内各所でムスリムの人を見かけましたが、現在は相当数が日本を去った反面、残った人たちも関東近郊で慎ましく生活しているようです。本書では主に日本に出稼ぎに来たパキスタン人やバングラディッシュ人などムスリムの人々がどういう事情で母国を去って日本に来たのか、そして日本に残る人たちが実際に直面している問題について触れています。マイナリティとしてのムスリムがいかに日本で生きられるかの苦労を知ると共に、多様な文化が共存した住み良い日本社会を作り出すことの重要性について考えさせられます。
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