大げさでなく、1ページごとに発見がある。そんな本を久々に読んだ気がします。
線を引いたり、ページを折ったりした箇所多数。
たとえば、
・世界の自動車のデザインの流れは日本に近づいてきている
・複雑なデザインは権力の象徴
・日本はずっと昔から、シンプルという美学に到達していた
など、デザインそのものについての見解は当然のごとく興味深いし、新鮮な視点を与えてくれます。
ですが本書はそれだけでなく、デザイン以外でも気付かされることが多々ありました。
たとえば、
・大量生産を誇るのはもうやめよう
・「評価される」というのは受動的な価値観に過ぎない
・日本人は「家」にこだわりがなさすぎる
などのメッセージは、自分はもちろん多くの人にとって、ある意味耳が痛い指摘でもあると思います。
新鮮な驚きを与えてくれるという意味において、まさに著者のデザインと相通じる一冊。
また、なかなか希望がもちにくい今の日本に希望が持てる一冊です。
お勧めです。