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日本のセックス
 
 

日本のセックス [単行本]

樋口 毅宏
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

官能から始まる物語は、やがて、圧巻のバイオレンス&法廷サスペンスへ――

『さらば雑司ヶ谷』で話題沸騰の新しい才能の最新作は、不覚にも最後は涙する〈マニア夫婦の激動ライフストーリー〉。
緻密な計算と破天荒な展開、洞察力に満ちたダベリが、ページを繰る手を止めさせない、21世紀の『O嬢の物語』

容子と佐藤はスワッピングマニアの夫婦。あるマニアが集うパーティーで、マサトとミユキと名乗るカップルと出会う。
だがそれは、ふたりの人生を大きく狂わせる暴走ラブワゴンへ乗り込むことだった……。

内容(「BOOK」データベースより)

容子と佐藤はスワッピングマニアの夫婦。あるマニアが集うパーティーで、マサトとミユキと名乗るカップルと出会う。だがそれは、ふたりの人生を大きく狂わせる暴走ラブワゴンへ乗り込むことだった…。

登録情報

  • 単行本: 368ページ
  • 出版社: 双葉社 (2010/4/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4575236926
  • ISBN-13: 978-4575236927
  • 発売日: 2010/4/20
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 82,868位 (本のベストセラーを見る)
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21 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「ん、なんだこりゃ。要するにエロ小説か・・」
と僅かに不信感が芽生えそうになりつつも、『俗っぽい』おもしろさとスピード感で、
なんだかんだと、どんどん読み進めたくなる。

3割くらいのページを過ぎたあたりから、
変態レベルがかなり強烈になっていき、
「んー、なんだこりゃ。要するに変態暴力描写本か・・」
とまたも僅かにへんな不安が芽生えるが、
とりあえずまだへんなレッテルを貼らずに読んで行こう、
とページが進む。
というより、過激な不快感よりも、好奇心が勝り、どんどんページが進む。
(不快感が勝ってしまう人もいるかもしれない)

そして、後半。
ガラッとエロが消えて、
裁判が進んでいく。

カラマーゾフの兄弟へのオマージュか何かか・・。
それにしても、超過激な変態エロと暴力でバキバキだった前半から、
強烈なトーンダウン。
このままもうエロもなく、静かに進んでしまうのか、
と、妙な残念感(笑)をちょっと感じながら、
やはり展開がおもしろくてどんどんページが進む。

そして、最後の方は、愛なのか、何なのか・・。

読み進めながら、その「俗っぽい」感じに「いまいちかも」という不安を感じつつ、
時間差でその不安は消え、おもしろさが勝っていく。
そして終盤では、その時間差がなくなった。

前半のへたすりゃ不快なエロや暴力、
後半のへたすりゃ地味な嵐の後の静かさ、
とても必要な落差だったんだと思う。

全編に流れる、男と女の俗っぽさ、相手を求める切なさ、そして愛、もしくは愛のようなもの・・。
僕はここに描かれている、現代ニッポンの「俗っぽい」空気がなんとも愛おしい感じがします。
このレビューは参考になりましたか?
36 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
真骨頂のカオティックなエログロバイオレンス描写も含め、どこまでも過剰で美しい物語。つい口数が増えすぎてしまう男の、いつまでも決め台詞が出てこない愛の言葉のようだ。

「なぜ同じモチーフでもっと簡潔に、こんな偽悪的じゃなく流麗に書けないのか!?」という人もいるだろうが、それはまったくの見当はずれだ。そもそも誰もが自分の思っていることを100%相手に、しかもすべての第三者が理解できる方法で伝えることができたとしたら、この世界はなんと潤いのない世界になっていたことか。本当に言いたいことを言うために1000の寄り道をしてしまう、その途上の幾多の曲がり角にこそ文学は存在する。

それはともかく、こういう己のバックグラウンドへの偏愛に溢れ、それをガンガン打ち出してくる作品を読むと、それが良作であったときに限りだが、とてつもなく嬉しくなる。今回もある年代以上の、もしくはある程度の文化的リテラシーもしくはマニアックな屈折(このレビューのタイトルに引っかかるような)を備えた人にはたまらないネタが散りばめられていて、いちいち膝を打つ仕上がりになっている。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By URA
形式:単行本
デビュー作「さらば雑司ヶ谷」で受けた衝撃が冷めやらぬまま
2作目を拝読。

前作の破壊力がすごかったので、もうそれ以上はないだろうと
思っていたものの、もっとパワーアップしていた・笑。

破壊力だけではない、描写の緻密さ。リアリティが半端じゃない。
そして感じられるのは愛、愛、愛!
・・・全くすごい本です。

今回もありました、過激な内容からインターバル的に展開される映画・音楽論。
なんだか身近にいる「いろいろ詳しい人」が自分なりの解釈を語るのを
聞くようなワクワク感が得られました。

日本小説界の限界まで突き進んでほしい・・・。
それを託せる小説家です。
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