面白いだけではなく、立ち止まって深く考えさせられ、後々まで心に残る
お話もいくつかのっていました。私の場合ですが、その中から二つご紹介
させていただきます。
「不忍池で一言」
ある娘さんが花見の客で賑わう上野の公園に行きました。
この娘さんはなかなかのきりょう自慢でした。
すれ違う女性のひとりひとりにやれ、背が低い、口は小さい、目
が大きすぎるなど、けちをつけました。
不忍池までやって来て、水に映った自分の顔を見て言いました。
「これもあんまり感心した顔じゃないよ」
「にわか目あき」
小さいときから目が見えない男がいました。
お堂にこもって一生懸命に祈ると、突然、
目が見えるようになりました。
とても喜んで、回りを見回しながら
自分に家に帰ろうとしますが、自分の家が
どこにあるのかわかりません。
彼は、最初のお堂に戻り、今度は目を
つむってあるきました。
するといつもどおり自分の家に帰ることが
できました。
どなたにもおすすめさせていただきます。