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日本の「実力」
 
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日本の「実力」 [単行本]

中西 輝政 , 柳下 要司郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

多極化の今こそ日本の真価が発揮される!日本を揺るぎない国家へ導く6つの力。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

中西 輝政
1947年、大阪生まれ。京都大学法学部卒業。英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了。三重大学助教授、スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学教授を経て、京都大学大学院教授。専攻は国際政治学、国際関係史、文明史。平成14年正論大賞受賞。著書に、『大英帝国衰亡史』(毎日出版文化賞・山本七平賞、PHP文庫)など

柳下 要司郎
1941年、飯田市出身。京都大学文学部卒。光文社勤務の後、ごま書房の設立に参加。現在、フリーの編集者・ジャーナリストとして、出版各社の企画・編集に参画するほか、執筆活動もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 253ページ
  • 出版社: 海竜社 (2009/06)
  • ISBN-10: 4759310592
  • ISBN-13: 978-4759310597
  • 発売日: 2009/06
  • 商品の寸法: 18.2 x 12.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
読了したとき、これは、是非、思春期のこどもたちに読んでほしい書籍だと思った。
今日、こどもたちは、否応無しに「自分探し」という「内面探求」に駆りたてられているが、そうした風潮に対して、個人的には、そこに一定の価値があることを認識しながらも、釈然としない感覚を茫漠といだいてきた。
そこには、そうした内面探求を補完するものとしてとりくまれるべき歴史や文化等の外的な文脈に対する探求が完全に欠如しているように思われたのである。
そうした狭隘な内面主義にもとづいた「自分探し」は、必然的に、自己というものがいっさいの歴史的・文化的な条件を排除した真空空間のなかに存在するものであるかのような幻想を蔓延させ、結果として、実は非常に歴史的な概念である「個性」という亡霊にこどもたちを取り憑かせることになる。
発達心理学が指摘するように、思春期における内面探求は全てのひとがとりくむことになる重要な課題であるが、それを真に意味のあるものとするためには、自己の歴史的な文脈を把握して、そこに自己の存在が連なっていく生命の潮流の脈動を認識することが非常に重要となる。
実存主義心理学者のロロ・メイ(Rollo May)は、人間が共同体を健全に維持していくためには――たとえ共同体の価値観がどれほど合理的なものとなろうとも――神話の共有が必要とされると指摘するが、今日、われわれが、個人として、そして、民族として真の意味の成熟を獲得することに失敗しているのは、歴史的な文脈に根差した神話を共有することに悉く失敗していることにあるのではないだろうか。
この著書は、そうした現代日本の危機を克服するための洞察に溢れた作品であり、また、そこで価値ある貢献をなすことができる作品であると思う。
平易なことばで丁寧に書かれたこの作品は、われわれが、今、自己の置かれる時代的文脈の特徴と病理について透徹した巨視的視野をあたえてくれることだろう。
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形式:単行本
日本のよい点、優れた点を該博な知識を交えて解説している。
例えば、沖縄ほど日本のあらゆる文化の源が集結している土地はない、ユタ(巫女)の言葉は古代日本語をもっともよく残している、とか。
英国は征服王朝なので征服される側に怨念が残る。その怨念を一気に晴らしたのが国王を斬首した清教徒革命で、各民族に交流はなく血も言語も混ざり合わなかった。現在も基本的に変らないらしい。
日本は征服の歴史がないので社会に怨念がない、と著者はいうのだが、思い浮かぶのは沖縄の基地問題である。怨念がいつ爆発するか(既に爆発しかけているのか)、日本の文化の源だけに不安である。
ほかには、日本の「民力」の本質は、自分から進んでやる気になったとき威力を発揮するが、上からいくら号令し鞭で叩いても動かず、むしろ叩けば叩くほど能率が悪くなる。征服-支配というトップダウンではなく下に堆積したものからのボトムアップで国が動く、それが日本の底力だ、とか誰もが薄々感じていることをハッキリと書いている。
自信が湧いてくる良書だが、口述本なので記述はやや粗い。
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形式:単行本
 著者中西氏の日本像は、日本人として国を愛する気持ちに溢れている。

 日本人の精神の根源に迫りながら、日本の進むべき方向性を示し、リーダーとなるべき人たちへ問題提起をする著者の姿勢にいつもながら、尊敬に似た気持ちを感じている。

 私は、この本を読み、心の底からわき上がってくる何かを感じ、自分の仕事の方向性や勇気を与えられた様な気がする。

 問題意識を高められる、質の高い本だと思います。
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