オバマ現象に関心を持ち、オバマの選挙キャンペーンのおさらいをしたいが、あまたあるオバマ本の中で、どの本から読めばいいのか悩んでいる方、そういう方には、網羅的に情報がまとまっているので本書をお薦めできる。
一方で、著者なりの独自の視点や分析がそれほどあるわけではない。
一次情報を英語で取れる人、他にいろいろとオバマ関連本を既に読んできた人、政治キャンペーンの詳しい中身よりもオバマのスピーチにだけ触れたい人には本書は退屈だと思うので薦めない。
個人的に唯一本書の特長と感じたのは、第4章「ヒラリー、ペイリンは日本にも登場するか」において、フェミニズムの歴史と今後を、ヒラリーとペイリン、オバマの母親や祖母などの間の比較で語っている部分。この部分を語れる日本人はあまりいないかもしれない。